上腕骨内側上顆から始まる筋肉(医療系学生向け)
2019.12.02
神戸市灘区六甲本通り商店街にある、六甲道こころ整体整骨院の大野です。
本日は医療系の国家試験に覚えておいたほうがいい筋肉、整骨院で仕事をするにあたって大切な覚えておくべき筋肉の紹介をしていきたいと思います。なので医療従事者の人以外には退屈な内容になるかもしてませんが最後まで読んでくださいね。
では本日は上腕骨内側上顆から始まる筋肉についてまとめていきます。
臨床でもよく使うところなのでしっかり覚えておきたいところですよね。
〇円回内筋・・・☆起始・上腕頭・内側上顆 ☆尺骨頭・尺骨の鈎状突起 ★停止・橈骨の円回内筋粗面◆支配神経・正中神経▲作用・前腕回内、肘屈曲
〇橈側手根屈筋・・・☆上腕骨内側上顆 ★第2,3中手骨底 ◆正中神経 ▲手関節屈曲、手関節外転(橈屈)
〇長掌筋・・・☆上腕骨内側上顆 ★長掌腱膜 ◆正中神経 ▲手関節屈曲
〇浅指屈筋・・・☆起始、上腕尺骨頭・上腕骨内側上顆+尺骨粗面 橈骨頭・橈骨前面の上部 ★第2~5中節骨底 ◆正中神経 ▲第2~5指MP、PIP関節屈曲
〇尺側手根屈筋・・・☆起始、上腕頭・上腕骨内側上顆 尺骨頭・尺骨後面の上半分 ★豆状骨、第5中手骨底 ◆尺骨神経 ▲手関節屈曲、手関節内転(尺屈)
といった具合に結構多いですね。上腕骨内側上顆から始まる筋肉…
痛めやすい患者さんのタイプは投球動作の多い種目のスポーツなど。
またこの筋肉は骨折の際にも筋肉の付着部で転位方向が変わってきたりするものもあり、しっかり覚えていかないと臨床上困ってきます。代表的なもので言えば円回内筋の付着部より近位の骨折、遠位の骨折では転位方向が変わります。起始ではなく停止部の話ですみません。続けていきます。
〇橈骨の単独骨折で円回内筋より近位での骨折は遠位骨片が円回内筋の作用で巻き込まれてしまいます。
近位骨片が上腕二頭筋、回外筋の作用で回外かつ屈曲位に。
遠位骨片が円回内筋、方形回内筋の作用で回内位になっていきます。
〇円回内筋より遠位での橈骨の単独骨折では近位骨片が円回内筋の作用で巻き込まれて行きます。
近位骨片は円回内筋、回外筋、上腕二頭筋の作用で回内回外中間位に
遠位骨片は方形回内筋の作用で回内位になっていきます。
骨折する部位によって転位方向が違ってきまうので注意していきたいところですね。
こころ整体整骨院の場所はこちら ➡こころ整体整骨院GoogleMAP
どんなささいなことでも私たちにご相談ください。お待ちしております。
肩甲骨周りの筋肉と作用
2019.11.30
こんにちは!こころ整体整骨院です!
だいぶ寒くなってきました、こういう時期は身体が冷えて不調が出やすいです。
冷えは万病の元です、身体を冷やさないように注意しながら体調管理をしていきましょう!
体調ももちろん気を付けなければいけないのですが、こう寒くなってくると身体を動かすための筋肉も正常に働きにくくなってきます。
ぎっくり腰が急増するこの時期は身体のケアもいつも以上にしっかりとしていきましょう!
さて、今回は肩甲骨の動きと作用する筋肉について説明していきます。
肩甲骨についている筋肉
まず肩甲骨についている筋肉を紹介します。
肩甲骨から起始する筋肉
棘下筋、棘上筋、肩甲下筋、肩甲舌骨筋、広背筋、三角筋、小円筋、上腕三頭筋(長頭)、上腕二頭筋(短頭)(長頭)、大円筋、烏口腕筋
肩甲骨に停止する筋肉
肩甲挙筋、小胸筋、小菱形筋、前鋸筋、僧帽筋、大菱形筋
筋肉だけでけっこうなボリュームがあります(笑)
これだけ様々な筋肉がついている骨ですのでその役割は非常に重要で、動きが悪くなるとこれらすべての筋肉に影響が出てしまいます。
肩甲骨の動きと作用する筋肉
肩甲骨は様々な筋肉がついているため色々な動きをします、肩甲骨の動きに作用する筋肉を紹介します。
挙上・・肩甲骨を上げ肩を上げる動きです。肩甲挙筋が作用しています。
下制・・肩甲骨を下に下げる動きです。僧帽筋下部線維が作用しています。
外転・・肩甲骨を外に動かす動きです。前鋸筋が作用しています。
内転・・肩甲骨を内側に動かす動きです。小菱形筋・大菱形筋・僧帽筋中部線維が作用しています。
上方回旋・・肩甲骨の下角が上外方へ回旋する動きです。僧帽筋上部線維・僧帽筋中部線維・僧帽筋下部線維が作用しています。
下方回旋・・肩甲骨の下角が下内方へ回旋する動きです。小菱形筋・大菱形筋が作用しています。
肩甲上腕関節の動きと作用する筋肉
屈曲・・腕を前に上げていく動き、烏口腕筋・上腕二頭筋長頭・三角筋前部線維が作用しています。
伸展・・腕を後ろに下げる動き、大円筋・広背筋が作用しています。
外転・・腕を外側に上げる動き、棘上筋・三角筋中部線維・後部線維が作用しています。
内転・・腕を内側に動かす動き、大円筋・広背筋が作用しています。
外旋・・腕を真っ直ぐ伸ばし外側に動かす動き、棘下筋・小円筋が作用しています。
内旋・・腕を真っ直ぐ伸ばし内側に動かす動き、肩甲下筋・大円筋・広背筋が作用しています。
肩甲骨の周りだけでざっくりと出してもこれだけ色々出てきます、しっかりと運動・ストレッチを行い身体のケアをしていきましょう!
過去ブログpickup!
タイトルクリックでブログに飛べます
①棘上筋についてのお話です。
棘上筋についてのブログです、タイトルのまんまです(笑)
②姿勢改善に効果的な一人で出来るエクササイズの紹介です。「キャット&ドッグ」
本日は体幹部まわりの柔軟性アップ、腰痛改善に効果のあるエクササイズ「キャット&ドッグ」の紹介ブログです。
一人で簡単にでき、骨盤や肩甲骨の動きをよくする効果があります。
③ちまたで話題の「肩甲骨はがし」
某テレビ番組の「世界一受けたい授業」でもドクターが効果的な肩こり改善方法として紹介していた「肩甲骨はがし」についての紹介ブログです。
膝関節の構成
2019.11.22
こんにちは!こころ整体整骨院の竹本です!
寒い時期になってきましたね、こういう時期は運動をして気持ちいい汗を流したいものです。
さて、運動するときに気を付けないといけないのが怪我です。
特に膝の怪我は治るまでに長い時間かかったりして非常に厄介です、ではその膝はどういった構造になっているのでしょうか。
今回は「膝関節」について説明しようと思います。
過去に膝の怪我などについて書いた記事も最後にまとめていきたいと思っていますのでよければそちらのほうもご覧ください。
膝関節とは?
膝関節は大腿骨と脛骨で構成される脛骨大腿関節と膝蓋骨と大腿骨で構成される膝蓋骨大腿関節の2つの関節から成ります。
骨だけでは関節を安定することが難しいため、靭帯や半月板、筋肉や腱などが膝の安定性に大きく関わってきます。
また、運動時には力学的ストレスにさらされる関節なのでスポーツ障害なども多く発生します。
膝の靭帯や半月板を痛めたスポーツ選手はたくさんいます、膝の怪我が引退する原因になることも珍しくありません。
半月板の作用
脛骨大腿関節は外側と内側に分けられます、この関節の間には外側と内側に半月板と呼ばれる軟骨が存在し、脛骨大腿関節の接触面積を大きくすることによって、膝にかかる荷重を分散、膝の安定性を向上させています。
内側の半月板はC字型になっており外側の半月板は冠状に近い形になっています。
歩行中は膝に体重の2倍以上の圧迫力がかかります、半月板がないと大腿骨と脛骨の接触面積が小さくなるため接触する際の圧が非常に大きくなります。
また、半月板による緩衝作用もなくなるため、結果的に関節軟骨の損傷や関節炎などを発生させるリスクが高まります。
靭帯の作用
脛骨大腿関節を支える靭帯は主に内側側副靭帯・外側側副靭帯・前十字靭帯・後十字靭帯になります。
内側側副靭帯は膝が内側に行き過ぎないように制限している靭帯で、反対に外側側副靭帯は膝が外側に行き過ぎないように制限している靭帯になります。
十字靭帯は関節包の中でクロスするように存在し、前十字靭帯は膝が前に行き過ぎないように制限し、後十字靭帯は膝が後ろに行き過ぎないように制限する靭帯です。
過去ブログpickup!
タイトルクリックで記事に飛べます!
① 膝の痛みの問題
膝が痛くなる原因の筋肉について紹介しています。
② 膝の内側側副靭帯損傷(MCL)について
この記事でも紹介しました内側側副靭帯の損傷について紹介しています。
③ 変形性膝関節症の進行度合いについて
膝の痛みでも数の多い変形性膝関節症の進行具合について紹介しています。
こころ整体整骨院の場所はこちら ➡こころ整体整骨院GoogleMAP
風邪にお灸
2019.11.16
神戸市灘区六甲本通り商店街にある、六甲道こころ整体整骨院の大野です☆
11月も半ばをすぎて令和初の冬に向けてどんどん季節は変わっていきますね。
季節の変わり目といえば風邪をひいてしまう人が多かったり、なんだかんだ体調を崩す人が多いように見受けられます。そんな時睡眠と栄養が風邪など予防するのにいいのですが、これだけでは不安といった方には『お灸』がおススメです。お灸については何度かお話させていただいたことがあるのですが、また今回お灸の良さをお話させていただこうと思います。
お灸は基本的に艾を燃焼させて体に温熱刺激を与えていき体の調子を整えていくものになっています。
もぐさというのはヨモギからできています。ヨモギには薬草成分が豊富に含まれており昔から重宝されていました。それが現在も使われている形になります。
ではそのヨモギで出来ているお灸が季節の変わり目の身体の不調にどのように効果があるのか簡単にですがお話していきたいと思います。
体が冷えると免疫力が落ちていきます。免疫力が落ちると病気、風邪をひきやすくなります。体温を上げておく必要があるのですが、その体温を上げていくのにお灸が一役買ってくるのです。お灸の方法はたくさんあるのですが、ほとんどが時間をかけ体の深部までしっかりと温めていくものなので効果的です。また体を効率的に温めていくこといができるツボに施灸することで体を温めます。さらにお灸には白血球を増やす効果が認められています。
では風邪予防、風邪をひいたときにお灸を据えるといツボを紹介していきたいと思います。
『大椎』だいついです。このツボの場所なのですが首を前に倒したときに飛び出てくる骨のすぐ下にあります。
それとおススメはもう一つ『風門』ふうもんは背中の真ん中、肩甲骨の上の角あたりを結んだところの高さにあり背骨から親指3本分くらいの押して気持ちいいところにあります。風門は読んで字のごとく風の入ってくる門という意味があり風邪の特効穴と言われています。風邪をひき始めたころの「あれ、なんかおかしい風邪かな」と思った時にこの大椎、風門にお灸を据えるとすごく効果的です。風邪をひいて熱が上がる前にお灸の熱で体温を上げて白血球を増やしていき、まだ悪さをする前の風邪をやっつけます。
風邪をひいてからしか効果がないと思われている方もいるかもしれませんが普段からお灸を日常的に据えているとそもそもの免疫力が高まるので風邪をひきにくい体質になっていきます。
また腸内環境を整えていくことも免疫機能では大切なことになってくるのですが胃腸の調子を整えていくこともお灸が効果的です。
この話はまた今度お話していきたいと思います。
ありがとうございました。
こころ整体整骨院の場所はこちら ➡こころ整体整骨院GoogleMAP
正しい呼吸ができると体が楽になる
2019.11.09
神戸市灘区六甲本通り商店街にある六甲道こころ整体整骨院の大野雄大です。
本日は呼吸についてお話を簡単にしていきたいと思います。
何回かに分けてお話していくつもりなので今回はその1回目になります。
呼吸というとみなさん毎日されていますよね?そりゃそうです。では1日に何回くらい呼吸していると思いますか?その回数は約2万回です。すごい回数ですよね。僕も初めて聞いたときにびっくりしました。
では呼吸が身体に及ぼす影響とは…
リラックスしている時の呼吸ってどんな感じだか想像してみてください。ゆっくり大きい、寝ている時の呼吸など思い浮かびますよね。
では緊張している時や集中している時の呼吸はどんな感じだか想像してみてください。浅く早い呼吸になっていることが多いと思います。
交感神経と副交感神経というのをみなさんも一度は聞いたことがあるかと思います。
自律神経のことで興奮している時、怒っている、スポーツをしている、仕事で気が張っている時などは交感神経という神経が優位に働いている状態になります。
お腹がすいてご飯を食べる、トイレにいきたくなる、リラックスしている時などは副交感神経が優位に働いています。
みんなこの交感神経、副交感神経の切り替えをしながら普段生活しています。
ただ、なかなか疲れが取れない、普段なかなか寝付けないといった方はこの自律神経の切り替えがうまくいっていない可能性があります。ストレスなど原因は様々なのですがこれに呼吸が絡んでくることが多いです。
正しい姿勢で大きく呼吸を出来ていなかったら常に浅い呼吸になってしまって、副交感優位にならず交感神経優位の状態になってしまうので身体は常に臨戦態勢になって緊張しっぱなしです。それでは疲れは取れないどころかどんどん疲労は蓄積していき、体中の筋肉が硬くなり何をしてもだるい、しんどい、寝付けない、といった感じで普段のパフォーマンスが下がってしまいます。スポーツの場面においても同じです。疲れがたまると良いパフォーマンスが発揮できないだけでなく集中力が切れてケガをしやすくなったりします。
そもそもしっかりとした呼吸ができていないと体幹が安定せず横隔膜、骨盤周りの筋肉がグラグラになるので身体がブレブレでスポーツのパフォーマンスを上げるのはなかなか難しいと思います。
今現在正しい呼吸ができていないスポーツ選手、愛好家は呼吸を整えると今よりもパフォーマンスがあがってくるでしょう。
一般のかたも疲れが出にくい疲労しにくい強い身体を手に入れることができると思います。
正しい呼吸の方法などは後日ブログで紹介していきたいと思いますのでまた呼吸のブログ楽しみにしていてください。
こころ整体整骨院の場所はこちら ➡こころ整体整骨院GoogleMAP
膝の痛みの問題
2019.10.18
こんにちは!こころ整体整骨院です。
今回は膝の痛みに関して投稿させていただきます。
膝の痛み方は様々あり、痛み方によっても原因が変わってきます。
痛みの原因をお伝えする前に、膝についての解剖を説明します。
膝を構成する骨は、大腿骨、膝蓋骨、脛骨です。
膝関節の構成は、大腿脛骨関節、膝蓋大腿関節です。
膝関節の靭帯には、側副靭帯、十字靭帯、膝蓋大腿靭帯、膝蓋脛骨靭帯などがあります。
膝に関係する代表的な筋肉は、大腿四頭筋、ハムストリングス、膝窩筋、膝関節筋、腓腹筋などがあります。
膝の関節の特徴としては、
膝が伸びている時は、側副靭帯は安定しています。
膝が屈曲している時は、靭帯が緩んでいる状態です。
大まかではありますが、これが膝関節の基本的な構造になります。
膝の前側が痛くなる原因は、無数にあるといっても過言ではありません。
痛くなる原因の筋肉を4つ紹介します。
1つ目は大殿筋です!
大殿筋は、単一の筋肉では人体最大級の面積を持つ筋肉です。
主に股関節のどの動きにも関わりますが、股関節を伸展する(足全体を後ろに振り上げる動作)ときに主役となる筋肉です。
ではどうして股関節の筋肉である大殿筋が、膝の痛みに関わるのでしょうか?
それは、大殿筋が骨盤の動きに関わる筋肉だからです。
膝の痛みを抱えている人は大殿筋の筋肉が低下していることがあります。
大殿筋の筋力が低下すると骨盤が後ろに倒れる後傾という状態になります。
骨盤が後傾すると、身体の重心が後ろになり、О脚になりやすく、膝も自然と曲がった状態で伸びきらなくなります。
この状態が続くことで膝を伸ばす大腿四頭筋の筋肉が硬くなり、しゃがむ時や階段を下るときに膝の前側に痛みを起こしてしまうのです。
2つ目は腸腰筋です!
腸腰筋は、大腰筋と腸骨筋の2つが合わさって腸腰筋と呼ばれています。
みてわかる通り、大腰筋は腰から、腸腰筋は骨盤から始まっていて大腿骨にくっついています
腸腰筋は、腰椎が丸まらないようにする、骨盤が後ろに倒れないようにする、股関節を曲げる、身体を前に倒すなどの動きを担っています。
重要な筋肉である腸腰筋ですが、膝が痛い方は腸腰筋の筋力低下や機能不全が起こっているケースが多いです。
3つ目は、大腿四頭筋です!
大腿四頭筋は人体最大クラスの筋肉です。
大腿四頭筋は4つの筋肉(大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋)が集まってできる筋肉です。
大腿四頭筋の主な作用は、膝を伸ばす、股関節を曲げる、膝の安定性を強めるなどの作用があります。
大腿四頭筋は超強力な筋肉ですが、膝に痛みがある方は、大腿四頭筋が硬いか筋力低下が起こっているケースが多いです。
大腿四頭筋が上手く働かないと、大腿四頭筋以外の組織(靭帯や脂肪組織等)が膝を伸ばそうとします。
靭帯や脂肪組織は元々動きが少なく、しかも痛みを感じるセンサーが多いので、必要以上に伸ばされると痛みが出やすくなります。
それもこれも大腿四頭筋が関係しているので、膝の痛みには大きく関わる筋肉のひとつです。
4つ目は足関節です!
足関節も膝の痛みにかなり大きな影響が出ます。
足関節は身体の重心バランスをコントロールする場所で、身体を変える際には必須の関節です。
そんな足関節ですが、膝の痛みを抱える人は、足首を反らす動きが(背屈)が硬くなっていることが多いです。
すると、歩くときなどにふくらはぎが前に倒れる動きを受け止めきれなくなります。
この状態だと他の場所で補おうとするので、膝への負担が強まります。
膝の痛みをご自身でケアをするには、筋トレやストレッチなどの方法が1番手軽で実践しやすいと思います。
分からないことがありましたら、こころ整体整骨院までご相談くださいね。
首回らない
2019.10.13
神戸市灘区六甲本通商店街のこころ整体整骨院大野です。
今回は首がうまく回らない痛いなどの症状の時に見てみるといいところについて話をしていこうと思います。
首にはたくさんの筋肉がついていたり、神経血管などもたくさん走行しており構造が複雑です。
その中でも首の不調に関わってくることが多い筋肉が2つあります。
胸鎖乳突筋と僧帽筋という筋肉です。
胸鎖乳突筋は後頭部の下の方でっぱりから鎖骨の一番内側の方までついている筋肉です。この胸鎖乳突筋が固まって緊張してしまうとあごが前に出っ張る形になってしまいます。
そうすると頭は非常に重いので前に出た頭を支える、首背中の後ろ側についている筋肉の僧帽筋に負担がかかってきます。
頭が前に出てきてしまうと元々首の骨は体の負担を吸収するために生理的湾曲(カーブ)しているのですがそのカーブがなくなってしまい真っすぐの背骨になってしまいます。いわゆるストレートネックです…
ストレートネックになってしまうと首肩背中への負担がかなり大きくなってしまいます。
真っすぐになってしまった背骨はショックを吸収することができず常に首肩背中まわりの筋肉に負荷がかかってしまい疲労が蓄積してしまい痛みやだるさをひきおこしてしまいます。
その原因を作っている胸鎖乳突筋、僧帽筋をしっかりとほぐしていくこと、ストレッチなどしていくことも大切なのですがそれだけではなかなか根本からの解決になりません。
その根本の原因は腰方形筋という腰の奥の筋肉が関係しているかもしれません。
腰方形筋とは腰を横に動かしたりなどする筋肉ですがここを使いすぎて疲労してくると首にまで負担がかかってきます。
なぜならば身体が傾くとそれをカバーするために首も傾くからです。
それでは腰方形筋のほぐし方を説明していきます。
腰方形筋は腰の骨の外側についているのでなかなか自分で整えるのは難しいです。鍼灸院や整骨院に行ければいいのですがセルフケアも重要です。
腰方形筋はお腹の筋肉とも関係が深いのでお腹の筋肉を自分でほぐしていきます。
みぞおちあたりをしっかりと手で押して圧迫しながら腰を左右前後に回すように動かしてみてください。
これで首の動きもよくなってくるはずです。
このように体の構造は複雑でどこかに痛みが出た場合一か所に原因があるのではなく複合的に傷んでいる場合が多いので特にアスリートなどは普段から全身のケアをすることをお勧めしていきます。
こころ整体整骨院の場所はこちら ➡こころ整体整骨院GoogleMAP
↑このような姿勢にならないように注意しましょう。