こんにちは!こころ整体整骨院です。
今回は膝の痛みに関して投稿させていただきます。
膝の痛み方は様々あり、痛み方によっても原因が変わってきます。
痛みの原因をお伝えする前に、膝についての解剖を説明します。
膝を構成する骨は、大腿骨、膝蓋骨、脛骨です。
膝関節の構成は、大腿脛骨関節、膝蓋大腿関節です。
膝関節の靭帯には、側副靭帯、十字靭帯、膝蓋大腿靭帯、膝蓋脛骨靭帯などがあります。
膝に関係する代表的な筋肉は、大腿四頭筋、ハムストリングス、膝窩筋、膝関節筋、腓腹筋などがあります。
膝の関節の特徴としては、
膝が伸びている時は、側副靭帯は安定しています。
膝が屈曲している時は、靭帯が緩んでいる状態です。
大まかではありますが、これが膝関節の基本的な構造になります。
膝の前側が痛くなる原因は、無数にあるといっても過言ではありません。
痛くなる原因の筋肉を4つ紹介します。
1つ目は大殿筋です!
大殿筋は、単一の筋肉では人体最大級の面積を持つ筋肉です。
主に股関節のどの動きにも関わりますが、股関節を伸展する(足全体を後ろに振り上げる動作)ときに主役となる筋肉です。
ではどうして股関節の筋肉である大殿筋が、膝の痛みに関わるのでしょうか?
それは、大殿筋が骨盤の動きに関わる筋肉だからです。
膝の痛みを抱えている人は大殿筋の筋肉が低下していることがあります。
大殿筋の筋力が低下すると骨盤が後ろに倒れる後傾という状態になります。
骨盤が後傾すると、身体の重心が後ろになり、О脚になりやすく、膝も自然と曲がった状態で伸びきらなくなります。
この状態が続くことで膝を伸ばす大腿四頭筋の筋肉が硬くなり、しゃがむ時や階段を下るときに膝の前側に痛みを起こしてしまうのです。
2つ目は腸腰筋です!
腸腰筋は、大腰筋と腸骨筋の2つが合わさって腸腰筋と呼ばれています。
みてわかる通り、大腰筋は腰から、腸腰筋は骨盤から始まっていて大腿骨にくっついています
腸腰筋は、腰椎が丸まらないようにする、骨盤が後ろに倒れないようにする、股関節を曲げる、身体を前に倒すなどの動きを担っています。
重要な筋肉である腸腰筋ですが、膝が痛い方は腸腰筋の筋力低下や機能不全が起こっているケースが多いです。
3つ目は、大腿四頭筋です!
大腿四頭筋は人体最大クラスの筋肉です。
大腿四頭筋は4つの筋肉(大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋)が集まってできる筋肉です。
大腿四頭筋の主な作用は、膝を伸ばす、股関節を曲げる、膝の安定性を強めるなどの作用があります。
大腿四頭筋は超強力な筋肉ですが、膝に痛みがある方は、大腿四頭筋が硬いか筋力低下が起こっているケースが多いです。
大腿四頭筋が上手く働かないと、大腿四頭筋以外の組織(靭帯や脂肪組織等)が膝を伸ばそうとします。
靭帯や脂肪組織は元々動きが少なく、しかも痛みを感じるセンサーが多いので、必要以上に伸ばされると痛みが出やすくなります。
それもこれも大腿四頭筋が関係しているので、膝の痛みには大きく関わる筋肉のひとつです。
4つ目は足関節です!
足関節も膝の痛みにかなり大きな影響が出ます。
足関節は身体の重心バランスをコントロールする場所で、身体を変える際には必須の関節です。
そんな足関節ですが、膝の痛みを抱える人は、足首を反らす動きが(背屈)が硬くなっていることが多いです。
すると、歩くときなどにふくらはぎが前に倒れる動きを受け止めきれなくなります。
この状態だと他の場所で補おうとするので、膝への負担が強まります。
膝の痛みをご自身でケアをするには、筋トレやストレッチなどの方法が1番手軽で実践しやすいと思います。
分からないことがありましたら、こころ整体整骨院までご相談くださいね。