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六甲道こころ整体整骨院のスタッフブログ

鍼灸で動かなくなった?怖い話

2018.11.30

こんにちは!神戸市灘区、六甲道本通り商店街にあります、こころ整体整骨院の竹本です!
今回は「鍼灸で動かなくなった恐い話」をテーマにお話ししていこうと思います。

まず「鍼灸治療で動かなくなった」という話を聞くことはあっても実例を見ることはほとんどありません、なので鍼治療で動かなくなる可能性を考えていこうと思います。

 

鍼灸治療は副作用がなく安全!と言われていたことがありました。

しかしそれはあくまで「適切な方法で治療行為が行われていれば」の話になります。

実際には鍼灸治療による医療事故は発生しています、鍼灸師の先生はまずこれの発生を避けるために注意を払います。

 

~~~鍼治療の有害事象~~~

まず初めに鍼治療における鍼治療によって引き起こされる可能性のある有害事象をまとめていきます。

●気胸

何らかの理由で胸腔内に空気が漏れだし肺を圧迫するために空気を吸えなくなる。

原因は様々でそれぞれ名称が違ったりします。例えば、肺疾患などのない細見の若年男性に好発

する”自然気胸”、交通外傷などによる”外傷性気胸”、針穿刺や針生検などによる”医療性気胸”

に大別されます。この中で鍼治療をしたときに発生するのは”医療性気胸”になります。

ではなぜ鍼治療で医療性気胸になってしまうのか?答えは単純で”肺を刺してしまった”または”肺を傷つけてしまった”ことが原因になります。

もちろん鍼灸師の先生はまず肺を避けるように鍼をします、こういった医療性気胸の事故が起こってしまう原因で多いのは”学生バイトに鍼をさせていた”ことが多かったです。

もちろん法律で禁止されていることですのでそういった治療院には行かないで下さい、またそういう所では働かないで下さい。

 

●折鍼

鍼が折れてしまうことです。昔は埋没鍼と言って鍼を折って埋め込んでしまうことをしていましたが、その鍼が神経を傷つけてしまい麻痺や不随を引き起こしてしまう危険性があります。

また、不注意によって鍼が折れてしまうことがあります。

折鍼の原因も様々で、特に多いのが使い回しをする鍼による折鍼事故です。

こころ整体整骨院ではディスポーザブル鍼という使い捨ての鍼を使用していますが、オートクレーブ滅菌による反復使用を行っている鍼灸院もまだまだ多いです。

鍼を滅菌して繰り返し使用するため鍼を損傷し折れてしまうことが原因になります。

 

また鍼通電治療では直流電流だと鍼の侵食が起こるため鍼の強度が低下し折れてしまうことがあります。

最近の通電装置は交流電流を使用しているため危険は少なくなっています。

 

他にも筋肉に力が入り鍼が曲がったりして抜鍼困難(鍼が抜けなくなる)になったときに適切な処置をせず無理矢理抜くなど不適切な処置をした場合にも折鍼が起こってしまいます。

 

もしも折鍼が起こった場合、鍼の断端の一部が皮膚の上に残っていればそれをピンセットでつまんで抜き取ることも可能ですが、完全に皮下にある場合は最悪の場合手術による除去が必要になります。

鍼を取るだけの簡単な手術に思えますが、髪の毛ほどの太さの鍼をだいたいの場所で探さなくてはいけなくなるので思っている以上に大掛かりな手術になる可能性もあります。

 

●出血・内出血

鍼が毛細血管に刺さり出血することです。体外に出てくると”外出血”、体内に留まる出血を”内出血”といいます

内出血は青アザができるので顔など目立つ場所に鍼をする場合は初めにその旨を伝え同意書を書いて頂くところが多いと思います。

 

原因は上記にある通り毛細血管を鍼で刺してしまったことによるものです。

とはいえ毛細血管は避けることができないため内出血が起こってしまうのも仕方ないかなとは思います。

しかし、毎回内出血が起こる場合は乱暴な手技を行ったりしているために毛細血管が傷ついている可能性もありますのでそういった鍼灸師は注意しましょう。

 

●抜鍼困難 渋り鍼(しぶりばり)ともいう

鍼を刺した後に鍼が回せなくなったり抜鍼が困難になることです。

上記の折鍼の原因のひとつで抜鍼困難にも様々な原因があります。

筋攣縮によって鍼が抜けなくなること

手技で一方向に回旋すると筋繊維が鍼に巻き付き抜けなくなること

患者さんが体を動かした際に痛みが出て反射的に筋肉を収縮したことによるもの

これらが主に考えられます。

一方向への回旋による場合は逆方向に回せば巻き付いている筋繊維がほどけるので抜ける場合が多いですがそれ以外の場合は鍼が曲がっている場合もあるので注意が必要です。

まずはリラックスすることが大切でこれだけで筋緊張が緩和され抜けるようになる場合もあります。

 

●脳貧血

鍼の刺激により脳の動脈が収縮し脳循環血液量が減少して引き起こされます。

顔が青白くなったり、冷や汗・嘔吐・失神などの症状が出てきます。

特に初めての方がなりやすく緊張や不安といった精神的要因が原因になります。さらに立ったまま鍼をしたり座った状態での鍼は刺激が強いので脳貧血を引き起こしやすいです。

また、患者さんの身体の状態でも脳貧血が引き起こされやすい原因があります。不眠・疲労・空腹などが原因で夜更かしした状態で朝ごはんを食べずにキツめの鍼をしてもらうと脳貧血を引き起こしたりします。

鍼灸師の先生はこれらを考慮して患者さんの緊張と不安を取り除き、体の状態をしっかり判断して適切な体位で施術をする必要があります。

 

●遺感覚

鍼を刺した時、鍼を入れた後、鍼を抜いたとき、これらの時に発生する痛みや違和感で治療後数時間~稀に数日間痛みが残ることがあります。

これは痛覚神経の多い血管を刺してしまったときや手技による刺激が強過ぎたために起こりやすいです。

これらが起こってしまう原因も様々です。

手技者の技術が不足している、または不要な手技を行ったために過剰に刺激が与えられ痛みが出る場合

鍼尖(鍼の先)の不良、太い鍼を用いた場合

患者さんが体を動かしたことにより鍼が曲がり刺激量が過剰になった

などが考えられます。

技術に関しては練習あるのみです、正しい技術を身に付け最適な刺激量を見極めるのには時間がかかります。

遺感覚が残る場合は痛みの部位を抑えるとマシになるときがあります。

 

針治療の有害事象をザッと書いてみましたが結構なボリュームになりました(笑)

これだけみてしまえば「やっぱり鍼は怖い!」と思われる方もいるかもしれません、しかしこれらのほぼすべてが鍼灸師が十分に注意し患者さんに声をかければ起こる可能性は限りなく低くすることができることなのです。

 

~~~鍼治療の衛生面~~~

鍼灸を怖がる患者さんの話でよく「衛生面が心配」と言われる方がいます。

確かに昔の鍼治療は鍼の使いまわしあまり衛生面でよさそうなイメージはありませんでした。

キチンとした鍼灸院であれば使いまわしと言ってもその人専用でキチンと鍼と鍼を置くお皿(シャーレ)をオートクレープ滅菌をして使用していたので問題はありませんでしたが、やはり少しでも楽しようとする人がいるせいか、オートクレーブ滅菌をせずに使用したり落とした鍼をそのまま使用したりといったことがあったのも事実です。

 

ここから少し鍼の話をしてきます

~鍼の材質・特徴~

現在使用されている鍼の材質には様々なものがあり、それらに利点と欠点が存在します。

●金鍼

金を使用した高価な鍼になります、これを使用する鍼灸院はオートクレーブ滅菌などを使用して個人に対しての鍼を使い回ししている鍼灸院になります。

理由は前記の通り高価だからですね、普段使っている鍼×100本分がだいたい1本の値段になります(笑)

 

・利点

柔軟性・弾力性に富んでいる、人体組織へのなじみが良い、腐食しづらい

・欠点

高価、耐久性は低い

 

刺激や腐食しづらいということは良く金鍼ですが治療効果の違いとしてはあまり話を聞きません。

一度ステンレス鍼を使って治療している方に金鍼を使用し治療効果の違いなどを調べるのも面白そうですが金額がとんでもないことになりそうです(笑)

 

●銀鍼

金に続いて銀の鍼です。こちらも使い回しが多いのではないでしょうか。

・利点

柔軟性・弾力性に富んでいる、人体組織へのなじみが良い、金鍼に比べて安価である

・欠点

酸化しやすい、腐食しやすい、耐久性に劣る

金に比べて安いこと以外は基本的に金の方が良かったりします。

さらに酸化・腐食しやすいということで使いまわして消耗し、折鍼の原因になってしまいます。

 

●ステンレス鍼

現在使用されている鍼ナンバー1!使い回しも出来ますがディスポーザブル鍼(使い捨ての鍼)にも使用されています。

・利点

刺入しやすく折れにくい、腐食し難い、安い!、高圧滅菌・通電にも耐える

・欠点

他の鍼に比べて柔軟性・弾力性に劣る

現在多くの鍼灸院・鍼灸整骨院で使用されている鍼であり、特にディスポーザブル鍼は使い捨てで衛生面でも安心できます。

さらに使い捨てだからこそ、鍼にシリコンコーティングをして刺入しやすくするといった鍼も出てきています。

ちなみに柔軟性・弾力性がないと刺入の時に刺激が強くなります、それをシリコンコーティングでカバーしているわけですね!

 

さて、先ほどから使い回しの鍼だとか色々言っていますが使い回しだとどういったことが起こる可能性があるかも見ていきますね

 

~使い回しの鍼を使用するリスク~

まず初めに、使い回しの鍼は”滅菌”し”その鍼を使用した患者専用”にすることが原則です。

しかしこれらを怠った時に感染症のリスクが出てきます、医療現場で注射針の誤刺による感染が大きな問題になりますよね?あれと同じことです。

主に誤刺による感染は”B型感染ウイルス(HBV)”・”C型感染ウイルス(HCV)”・”エイズウイルス(HIV)”です。

 

~~~鍼の刺激量~~~

鍼の刺激量は様々なことで変わってきます。鍼の太さが太くなれば刺激は強くなり、逆に細くなれば刺激は弱くなるといった形です。

刺激量は多すぎると上記にありますように脳貧血・遺感覚などを引き起こします、しかし弱すぎると効果を感じられなかったりと調整が難しいところです。

ここで毎回適切な刺激量を出せるかが鍼灸師の技量になってくるわけですね。

 

~刺鍼中の手技~

鍼を目標の深さまで刺して抜くといった単純なものから他の刺激を加えるものまで、種類は様々ですがよく使われるものと抜鍼困難になる可能性のある手技を簡単に解説していきます。

 

・単刺術

鍼を目標の深さまで刺入したらすぐ抜くといった一番基本的な手技になります。

刺激量:きわめて弱め

・雀啄術

鍼を刺入するとき、または刺入してから鍼で啄む(ついばむ)ように上下に進退させる方法です。

刺激量:上下動の速さと深さ、時間などにより弱~強と調節可能

・置鍼術

鍼を刺入後しばらくの間とどめておき、生体の反応を見きわめた後抜鍼する方法。

15分~20分が目安で多くの鍼灸院で使われる手技です。

・振せん術

目標の深さまで鍼を刺入した鍼の柄の部分をつまみ、鍼を振動させる方法。

・旋撚術(せんねんじゅつ)

刺入時または抜鍼時に鍼を左右に半回転ずつ交互にひねりながら行う手技。

・回旋術

右または左のどちらか一方向に回しながら刺入、または一定の深さでこれを行う方法。

抜鍼時に回した方向と逆に回しながら抜いていく。これをしないと抜鍼困難になる可能性があります。

・鍼尖転移法

鍼尖を皮下にとどめ、押手・刺手とともに皮膚を縦横、または輪状に異動させ皮下に刺激を与える方法。

恐らく手技の中で最強刺激です、使ってるところをほとんどみたことがありません。

・乱鍼術

一定の方式に従わず数種類の手技を併用する方法です。

例えば 刺入時に旋撚術→雀啄術→置鍼術→振せん術→抜鍼時に旋撚術

といった形です、これは治療院や個人でも違う場合があります。

 

これら以外にも手技はまだまだあるのですが数が多いのでここらへんにしときますね。

 

さて、では少しまとめていきますね。

「鍼灸治療によって体が動かなくなる」ことは十分に起こりえることだと思います。

特に”折鍼”の場所が神経に近い場合、鍼が取り出せなくなり神経を傷つけ痺れが残ったり動かなくなる。

また鍼を取りだす手術の際誤って神経を傷つけた場合でも”鍼灸治療が原因で手術が必要になり結果的に神経を傷つけた”ということになると思います。

ほとんどの場合起きない事故ですが、もしも事故が起こった場合に適切な処置を施すことのできる鍼灸師であれば安心して受けれるのではないでしょうか?

 

 

 

神戸市灘区にある六甲道こころ整体整骨院が解説する『値段が高すぎるぼったくり鍼灸院について』

2018.11.30

いつも六甲道こころ整体整骨院のブログを読んでくださりありがとうございます。

最近鍼灸院や鍼灸整骨院がたくさんありますよね。そんな中で時々耳にするのが「あそこの治療院は施術代金が高すぎる」などの声を聞くことがあります。

鍼灸は特定の条件を満たせば保険が適応になります。保険適応になればそんなに高くはならないはずです。
その特定の条件とは…特定の疾病であると医師が認めて保険施術するための同意書を交付した場合です。
具体的には、、、神経痛、リウマチ、頚腕症候群、五十肩、腰痛症、頚椎捻挫後遺症の6つです。特例もありますが基本的にこのような疾病で医師が保険施術を認めると保険での施術が可能になります。

ただし…保険で施術するのに鍼灸院、鍼灸整骨院の方もいろいろな手続きをして施術所登録など済ませていないといけません。その登録や手続きですが、まぁまぁ正直めんどくさいのです…そのせいもあるのかわかりませんが、ほとんどの鍼灸院、鍼灸整骨院が保険での鍼灸施術所術をおこなっていません…気になる方は一度試しに電話して近くの鍼灸院、鍼灸整骨院に聞いてみてください。
あとは同意を書いてくれるドクターがいない場合もあります。
同意書を発行するのを嫌うドクターが多いのが理由の1つではあるのですが、それ以上にその鍼灸院、鍼灸整骨院は近隣のドクター、病院、クリニック等と連携を取れていないことが考えられます。

少しぼったくりとは離れますが、鍼灸院鍼灸整骨院は病院と繋がりがある方が安心して通えます。早く手術をした方がいいケガなどの場合スムーズに紹介でき、患者さまの負担も減りますし、ただの肩凝りと思って鍼を受けに来られた方が心臓の病気だったり腰痛と思っていた患者さまが尿管結石だったりと、鍼灸師には手に負えない症例の患者さまが来られる時もあります。その時に繋がりがりのある病院があると安心できますよね。
また鍼灸や矯正の施術をするのにレントゲン写真などがあった方がいい場合もあります。しかし鍼灸師にはレントゲンを撮ることができません。
そこで繋がりがある病院があれば全てスムーズにいけます。しかし病院と繋がりのある鍼灸院、鍼灸整骨院が少ないのが現状です。はっきりとした理由はわかりませんが、そこに勤めている鍼灸師が病院との仲があまりよろしくないとか、鍼灸師のレベル(知識)が低すぎてドクターに認めてまらえていない場合、ほかにはドクター自身が鍼があまり好きではなかったり、鍼灸がただ嫌だということが考えられます。
ドクターがただただ鍼灸が好きではないなら良いのですがそこの鍼灸師のレベルが低すぎて…というのはちょっといただけませんよね。
なので鍼灸院、鍼灸整骨院は病院と繋がっているところの方がいいでしょう。

また、ぼったくりの話に戻りますが最近流行っている『美容鍼灸』これは値段設定が明らかにおかしいところが多々あります。ただ最初にお伝えしますが美容鍼灸は肩腰などの鍼と少し違うところがあって、たとえば顔面専用の鍼など使っているところは少々料金が高くなることがあります。また内出血など起こりやすい部位で非常にデリケートな場所になります。なのである程度料金が高くなるのは仕方のないことだと思います。あまり安すぎるのも怖いですよね??
前にテレビで大阪の鍼灸院だったと思うのですが1回の施術が20万円というところを見たことあります。20万て…これは高すぎますよね…そりゃ院内はそりゃ専門も施術所ということで、かなり綺麗でオシャレなサロンのような雰囲気で高級感がただよっています。しかし…20万はおかしい!!1回施術を受ければ一生お肌の調子が良く、ほうれい線も消えて頬のたるみも完全になくなってというのがずーーーーっと続くのであれば20万円でも高くないと思います。むしろ安い方でしょう。美容鍼灸は確かに効果がありますが一生いい状態がキープできるわけではありません。定期的に受ける必要があります。個人差がありますが私の知っているのでは月に2回程度がいいと聞きます。月に2回で1回20万だったら40万円ですね…どんなセレブがされるのでしょう…高すぎます。
1回20万円で施術をおこなっている鍼灸院とほぼ同じ施術を受けれて2万円ほどのところを私は知っています。
10分の1ですね…これはぼったくりと言わざるを得ないでしょう。また鍼灸のことの詳しい人が世間にあまりいないのをいいことに無茶苦茶しすぎです。
また美容鍼灸で顔面全体の施術でなく、ピンポイントでほうれい線だけなど、ピンポイントでしてくれるところもあります。そういったところは2万よりも安く数千円でできるところもあるでしょう。
みなさん超高級美容鍼灸に騙されないでくださいね。

次に美容鍼灸ではないですがほぼ鍼1本だけで施術をおこなう鍼の流派があります。
「鍼1本で終わらすなんて、ぼったくりなんじゃないの??」
と思う方がいるかもしれませんが、私はそうでないと思います。確かになんだか手抜きしてそうなイメージですが1本の鍼で治るなら、それに越したことないと思いませんか?時間もかからないし楽ちんですよね。
ただ、この鍼の方法を行うにはかなり熟練した技術、知識、経験がいります。誰でもどこにでもいる鍼灸師ができるものではありません。専門学校を卒業して国家試験受かりたての鍼灸師にはできないでしょう。
ただしこの方法は最初の医療面接(問診)にかなりの時間をかけます。めちゃくちゃ細かいところまで聞いてきます。しかしそれは正確にツボをとらえるために必要なことなのです。様々な情報の中からその患者さんに対して1つのツボで1本の鍼だけを選択して施術して治す。。。なんだかかっこいいですね。神業ですね。
そんな神業だれにでもできないので、いつでもどこでも受けれません。なので1本の鍼でかなり1か所のツボで施術している鍼灸師は実力がともなっていればいいですが、ほとんどの人がただの手抜きの時間短縮の作業なのです。もし、本当にいいところがあれば噂になるでしょう。

ほかには以前もお伝えしたことがあると思うのですが回数券を販売しているところはかなり怪しいです…
回数券は何枚か綴りになっていてだいたいセットで購入しないといけません。かなり高額なものが多いです。まとめて買うとかなりの金額になってきます。回数券となるともちろん保険は適応できませんし、最初に回数券を買ってそれまでに症状が軽減したり治った場合はどうでしょうか。料金は返ってくることはないと思います。
回数券を販売している鍼灸院、鍼灸整骨院に多いのですが、治療する技術力よりも回数券を販売する話術などの方が上手なことが多いです。そのような鍼灸院、鍼灸整骨院はそういう練習はしっかり研修を受けているので回数券を売るのはかなりうまいです。なので回数券え売ってしまえばそれでおしまいってところ多いです。回数券を売れたらほったらかしです。どんな悪徳鍼灸院、鍼灸整骨院には気をつけてください。

ほかによく聞くのは物品の販売です。物品もそんなに押し売りしたり、そこまで高価なものでなければいいとは思うのですが、例えばダイエットの鍼灸をウリにしている鍼灸院でダイエットサプリメントを一緒に販売しているケースなどです。ダイエット系にサプリメントは高額なものが多くしかもダイエットに成功したとしても鍼灸が効いたのか、サプリメントが効いたのかわかりにくいです。値段設定も安くしてくれているならいいのですが値段設定が高い場合がほとんどでぼったくりとしか言えないような気がします。
サプリメントだけではなく、サポーターなども該当します。本当に必要なものならば仕方ないのですが、そんなに必要でもないのに高額なサポーターなど売り付けてくる鍼灸院、鍼灸整骨院があります。腰のコルセットなどなら1万円より高いものはちょっと疑わないといけません。

ほかにはヘルストロンだけ無料でとか、何かを無料で提供し続けている鍼灸院、鍼灸整骨院も怪しいと思います。
ヘルストロンなどで言うと座ってしまえば、しばらくその場から動かないですよね?そのすきにトークのうまいスタッフが付きっきりになって話をして洗脳していきます。洗脳されてしまえば、あとは高額な回数券や物品を買わされたりすることもあるでしょう。何でもタダを売りにしてるところは恐いです。タダで釣ってあとはかなりひどいことをされることが多いです。気をつけてください。

エネルギーとか気功なども怪しいところが多いですよね。そもそも保険もまったく使えないし高額の施術代金を取られる可能性が高いうえに効果があるかもわかりません…
それから⚪⚪が絶対に治ります。とかも怪しいですね。特にガンが治るなどと、うたっているところは本当に最低だと思います。藁にでもすがりたい患者さんをバカにしているとしか思えません。ガンが鍼灸で治るなら、話題になるに決まっています。わけのわからないモノにつかまらないようにしてください。
ただ、ガンが治るとは言いませんが、中には素晴らしい鍼灸師がいるのも事実です。末期のガンの患者さんの痛みなどを和らげるのに鍼灸を使ったりすることがあります、またガンの予防に鍼灸をすることも効果があると思います。
しかし、効果がある鍼灸を受けるには本当に鍼灸を深く理解した鍼灸師に鍼灸をしてもらわないと意味がありません。
ただ刺すだけの鍼灸師は、ぼったくり以外の何者でもないでしょう…
しっかり効果的な鍼灸をすれば、体温が上がり免疫機能が向上します。
これで絶対ガンが予防できるとは言えませんが、ガンになるリスクを少しでも抑えることは可能だと思います。
またストレスもガンや病気のリスクを高めます。こうした病気も鍼灸をうまく利用してもらえればいいと思います。
ただ、本当にぼったくり鍼灸院、鍼灸師には気をつけてくださいね。

あと、これは鍼灸院、鍼灸整骨院だけの話ではないのですが、料金が最初に聞いていたのと違う。というのは恐いですよね。なんだか知らないうちにどんどん料金が加算されていってるみたいな…
最初は初診料の3000円だけだと聞いていたけど、追加の指名料とか取られたり、それも指名していないのに…追加の骨盤矯正代金とかも…自費で追加になると最初に説明があればいいのですが、鍼灸をした後に「骨盤も矯正した方がいいので矯正しときますね~」と術者から言われて、「はい、お願いします」と応えたら追加料金取られたりなど、ざらにある話です。何でも最初に説明しないといけないです。
インフォームドコンセントといって、説明と同意がなければ施術はしてはいけません。ましてや追加料金がかかる施術などに関しては尚更です。
ぼったくり以前の問題ですけどね…

 

インフォームドコンセントに関しては専門学校で医療概論という授業で一番最初に習う項目です。

国家試験にも本当に出題されるところなので鍼灸院、鍼灸整骨院で働いているスタッフなら絶対に知っていることです。本当に基本中の基本の項目なのに実践できていないということは本当にこわいです。

 

色々と書かせていただきましたが、本当に怖いぼったくり鍼灸院、鍼灸整骨院についてなんとなくイメージつきましたでしょうか??

ぼったくり鍼灸院、鍼灸整骨院がたくさんあるのは事実です。しかし、世の中にはぼったくり鍼灸院、鍼灸整骨院ばかりではありません。中には真面目に頑張っている鍼灸院、鍼灸整骨院もたくさんあります。

いい鍼灸院、鍼灸整骨院たくさんあるのでそういうところに出会っていただきたいです。

本当に鍼灸は素晴らしいです。東洋医学でいう「未病」を防いだりなど、不定愁訴などにすごく対応できると思っています。なんでかわからないが、身体の調子が悪い…そんな方には絶対に鍼灸はオススメです。

不定愁訴だけでなくぎっくり腰、肩こりなどなんでもいいと思います。みなさん素晴らしい鍼灸院に出会ってほしいです。

 

前に書いたブログに『本当にいい鍼灸師に出会うには』という題名のブログがありますので、合わせて読んでいただけると良いのではないかと思います。
長々と書かせていただきましたが、みなさんぼったくり鍼灸院、鍼灸整骨院に出会わないよう良い鍼灸ライフをお過ごし下さい。

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神戸市 灘区 整骨院

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2018.11.28

神戸市灘区六甲道こころ整体整体整骨院です☆彡

『膝が痛くて歩けないときに
効果のある鍼灸と、効果のない鍼灸』

六甲道で働くようになり、
2回目の秋をむかえ、
少しずつ 冬の訪れを感じている、 熊本です。

ずいぶん慣れてはきましたが、
それでも この坂道には、 なかなか なれることもなく、 今朝も 息 絶え絶えに出勤して参りました。

もともと 平地で生活している時間が長く、
住まいも階段がない一階だったので
昇り降りの無い暮らし

六甲道で働くようになり驚いたことは、
仕事の疲労よりも、
身体に負担だと感じる、
この素晴らしい六甲山の傾斜でした。(笑)

登り坂は、体力を奪いますが、
膝に優しく
どちらかと言うと呼吸が乱れたり、
血圧が上がったりします。
それにより、
自然に動きを緩慢にしたり、
運動量を減らしたりして、
身体が悲鳴をあげる前に
セーブされることが、多いように思います。

下り坂は、呼吸が乱れることもなく、
重力に引かれて
足が前に前にと進みやすく
楽に道を降っているように錯覚されるのですが、
下り坂での着地の衝撃はすさまじく
片膝辺りにかかってくる膝への衝撃は、

体重の9倍!!!
(ちなみに平地だと4倍と言われております)
平地を歩くときの倍以上の負荷が両膝を襲います
歩いているわけですから
1度きりの衝撃でなく、何度も、何度も、連続して激しい衝撃を、膝に与え続けることになります。
具体的に自分の体重で考えると
なお怖くなります。

例えば
体重が・・・60Kg
ざっと・・・540Kg
・・・・・((( ;゚Д゚)))怖い

そんなこともあり
坂の多い地域の人や、階段のある住宅に住んでいる人は、
平地の何倍もの人達が、膝の痛みを訴えます。
痛みを発症する年齢も若く
早ければ20代で既に変形性膝関節症と診断されるケースも稀ではないようです。
個人的に膝の健康チェックをしたいと言うは
下のチェックシートも確認してみてください。

~~~膝の健康チェックシート~~~

① 毎日の生活で膝の痛みや違和感を感じることが多くなった。注)*
② 正座をしたり、しゃがんだりしにくい。
③ 膝が真っ直ぐに伸びにくい。
④ 膝を曲げ伸ばしするとき、コキコキ、ゴリゴリという音がする。
⑤ 膝を使ったあと、時々膝が腫れる。
⑥ O脚が目立つようになった。

【 注)* 】 ・・・膝の違和感を感じる時

⚫ 動作の開始時
⚫ 長時間歩いたり、立っていた後
⚫ 運動した後
⚫ 階段の昇り降りや、坂道の下り
⚫ 椅子や床からの立ち上がり
⚫ 寝てる時や、休んでいる時
⚫ 単なる膝の曲げ伸ばし

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さてさて
そうはいっても
皆が皆 骨が変形してるわけではなく
骨粗鬆症にロコモティブシンドローム
静脈瘤に感染症、
糖尿病が起因だったり
リウマチ性の痛みに、
筋肉の疲労からくる痛みだったり
肉離れだったりと
膝の痛みの原因は多様です

ここでは
鍼灸適用の膝の痛みと治療について
話していこうと思います。

『膝の痛みに鍼治療は効くの?』

私が鍼灸師であるせいか?
あまりに耳にせず

『膝の痛みをどうにかして!』

そう言われることのほうが多かったようにおもいます

【鍼麻酔】
という鍼治療の手技があるので
痛みを今よりも楽にすることを考えると
膝の痛みにも
鍼治療がおすすめできます
この場合、単純に、痛みを一時的にどうにかするという意味になります。

膝の痛みで
根本から治して
完治療を目指せるのは
膝の内側と、外側、どちらが多いと思いますか?

膝の内側の痛みの起因は
軟骨や半月板、靭帯等が原因で生じる痛みが多く
変形性膝関節症が代表的な疾患です。
他にも、大腿骨内顆骨壊死、関節リウマチ 等があります。
いずれも 膝関節がすり減る疾患です。
つまり膝の骨その物に原因があるものです。
鍼をしたり、お灸をして
痛みをおさえることはできたり
血の巡りをよくして
今以上に悪化しないように、手助けはできますが
虫歯を鍼でもとの美しい歯に戻せないように
骨が元通りになることは無いと言ってもいいと思います。

となると
膝の外側の痛みが
鍼灸の効果が発揮できる疾患が多いように思われます。

膝の外側の痛みの起因は
筋肉系統の痛みが多く
活動(運動量)や負荷が、自分の筋力を上回った場合に起こりやすい痛みです。

この筋肉系統の痛みは
大腿四頭筋を鍛え、膝蓋骨をよく動かすことでも痛みを緩和させることができます。
つまり
膝の外側が痛いときには
例え病院に来るまでは
痛みで歩けなくても
積極的に鍼灸治療をすることは
悪いことではないと思います
筋肉使いすぎから
剥離骨折をおこしていたら
結局時間はかかってしまう疾病もありますが

一度相談していただけると良いと思います。

そうは言っても
これだと
どっちがいたくても
駄目でなときがあり
よいときがあるということになりますよね

そこで医道日本より
膝の事が紹介されたところを抜粋し
ながら 現代的な考え方を
書いていこうと思います

【現代的な考え方】

大きくは、外傷性膝関節痛と非外傷性膝関節痛に分けられます。

非外傷性の原因には、感染、腫瘍、膠原病などもありますが、老化変性による 変形性膝関節症が、鍼灸臨床上で、重要になってきます。
そのほか、スポーツなどの過度の使用による 膝蓋周囲の靭帯の痛みや、筋腱付着部痛、膝蓋周囲に点在する滑液包炎、などもみられます。

注意を要するもの
(鍼灸治療の効果の期待できない症状、鍼灸治療そのものができない症状など)

① 【悪性腫瘍】
膝関節部に強い自発痛、夜間痛を訴え、経過が進行性の場合

② 【化膿性膝関節炎】
膝関節部に著名な腫脹や、発赤、熱感がある場合

③ 【半月板障害、離断性骨軟骨炎※】
嵌頓状態を繰り返す場合
*嵌頓~組織の間隙から飛び出し、そのまま腫れて 元に戻らなくなった状態

④ 【関節内骨折、靭帯損傷、半月板損傷】
受傷後15分~1時間くらいで 著名な腫脹が現れた場合

※離断性骨軟骨炎~

肘関節、股関節、膝関節などの部位に好発する骨端症の一種

*骨端症~骨端炎ともいう、発育期において骨端部、あるいは骨突起部の骨壊死を生ずる疾患の総称

10代男性に好発しますが、高年齢者、小児も発症します。
最も好発する部位は、膝関節の大腿骨顆間窩の内側顆に面する壁です。
跳躍をともなう競技の選手では、膝離断性骨軟骨炎が多く見られ、スポーツ外傷、循環器障害などによるものとされます。

膝離断性骨軟骨炎では、膝の屈伸時に一定の角度を超えて伸展できないロッキングと呼ばれる症状がでます。

疼痛は主に運動痛で、一般に軽度であるが、無腐性壊死を起こした骨軟骨片が関節面から遊離して、関節遊離体となると、関節炎を引き起こしたり、場合によっては関節面間に嵌頓することで、疼痛や関節運動障害の原因となります。また、時として 陳旧性のものは 変形性膝関節症※に移行することがあります。

※変形性膝関節症~変形性関節炎、奇形性関節炎ともいいます。関節に慢性の退行性変化および、増殖性変化が同時におこり、関節の形態が変化する疾患。

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アレルギーについて

2018.11.18

六甲道商店街にある、六甲道こころ整体整骨院の大野です。最近だんだん寒くなってきましたね。みなさんは体調崩されていませんか?
さて今回はいろいろと耳にすることがあると思います。
『アレルギー』についてお話していきたいと思います。

アレルギー………免疫は生体に侵入してきた異物無毒化する働きがあります。生体防御ですね。しかしこの免疫反応が生体に有害に組織傷害性に作用することがあります。これがアレルギー反応です。
簡単に言うと自分の免疫で自分を攻撃していまうんです…
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ型は液性免疫反応といわれ反応時間が短く即時反応といわれます。Ⅳ型は細胞性免疫反応で細胞と抗原の反応に時間がかかり遅延型反応と言われています。Ⅴ型というものもありバセドウ病の発生機序に関するものです。

Ⅰ型から順番に説明していきます。
・Ⅰ型(アナフィラキシー型反応)
花粉、ハウスダスト、牛乳といった抗原が肥満細胞の表面のIgEと結合してヒスタミンを分泌することによっておこる現象です。
気管支喘息、花粉症、蕁麻疹、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、アトピーなどがあります。
一般的にみなさんがいうアレルギーというのがⅠ型のアレルギーのことではないでしょうか。

・Ⅱ型(細胞傷害反応型)
細胞膜、基底膜を抗原として免疫グロブリンの居IgG、IgM抗体が結合して細胞の障害がおこる反応です。細胞膜が障害されて赤血球で溶血が起こってきます。この反応には…異型輸血、Rh血液型不適合の場合の胎児赤芽球症、特発性血小板減少性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血など

・Ⅲ型(免疫複合型反応)
血中で抗原と抗体が反応して抗原抗体複合体(免疫複合体)ができる抗原刺激が持続したり免疫複合体が組織に沈着すると局所に急性の炎症、組織障害を引き起こすことがある、アルサス現象、膠原病全身性エリテマトーデス(SLE)、血清病、急性糸球体腎炎

・Ⅳ型(遅延型反応)
24時間以上して反応が出てくるので遅延型と言われている
ツベルクリン反応、金属アレルギーなど

・Ⅴ型(刺激反応型)
バセドウ病(グレーブス病)

などがあります。ちょっと難しいですね…
私たち鍼灸師などにできることと言えばアトピーなどの患者さんに対しての補助的なアプローチなどですね…
腸内環境、身体の機能を整えたりするのに鍼灸は適しています。それに加えて栄養学の知識がある鍼灸師に出会えればいいですね。
ただ、あくまでも補助的と考えてほしいです。しっかりと専門医にかかることをオススメします。

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鍼灸院による火傷のリスク

2018.11.18

鍼灸院による火傷のリスク

鍼灸治療、特に灸をするにあたり誰もが熱くないのか?”火傷”にならないのか?と考えます。
火傷のリスクはもちろんありますがキチンとしていればリスクはかなり抑えれます。
まずはお灸とはなにか?どういった治療なのか?そうしたことから説明していきたいと思います。

~お灸とは?~
お灸、やいととも言いますがその元はヨモギです。ヨモギの葉の産毛を陰干し・精製したもので、主に皮膚の上に乗せて燃焼させる治療を行います。
お灸の起源は約3000年前、古代中国で発明されたと言われており、多くの地方で皮膚を焼くことを治療行為としていました。
日本には遣隋使や遣唐使などによってもたらされたと言われています。

 

~様々な灸法~
お灸には様々なやり方があります。前に少し紹介した”カマヤミニ”や”長安”もそうですが艾の種類、使い方などで変わってきます。

また、使用目的によって艾(もぐさ)の種類も変わってきます。

 

・直接灸用のもぐさ

患者の皮膚の上(治療穴)に直接もぐさを置いて施灸するもので、良質もぐさというものが使用されます。

良質のもぐさは取れる割合が少ないので少し高いです。特徴も色々あります。

特徴は、香りが良い、淡黄白色、手触りがいい、繊維が細かい、夾雑物が少ない、よく乾燥している、点火しやすい、煙と灰が少ない、熱が緩和

さらに指で捻って使用する”散もぐさ”とあらかじめ一定の太さで円柱状になっている”切もぐさ”があります。

 

・間接灸用のもぐさ

温灸・隔物灸・灸頭鍼など間接的に皮膚に熱刺激を与える時に用いられるもぐさです。

間接的で皮膚から離れているため、火力が強い比較的粗悪なもぐさを使用します。

こちらは直接灸用の良質もぐさと違いお安くなっています。

特徴は、青臭い、黒褐色、手触りが悪い、繊維が悪く粗い、夾雑物が多い、湿気を帯びている、点火しにくい、煙や灰が多い、熱が急激で温度が高い

間接的なもぐさなので火力を必要とします、しかしにおいが気になるので電車などで帰られる方はすこし気になるかも?

 

●有痕灸
有痕灸とは字のままですが灸痕を残すお灸の総称です。皮膚の上に直接お灸を置いて施灸するものになります。

強い温熱刺激を与えて、それによって生じる生体反応を治療に利用するものです、種類も紹介していきます。

 

・透熱灸(とうねつきゅう)

良質な艾(もぐさ)を米粒大(お米ぐらいの大きさ)や半米粒大(米粒大の半分の大きさ)で灸を作り皮膚上のツボに置いてお灸を据える。

熱刺激を弱くするために細い糸状灸を使うこともあります。

お灸のサイズが大きい方が刺激量が強く、ひねる強さでも刺激量を変えれるので施術者の技量が問われます。
有痕灸といえばこれ!僕は良く踵に据えるときこのお灸をします。熱いのも一瞬なので「意外と大丈夫」という方が多いです。

 

・焼灼灸(しょうしゃくきゅう)

熱刺激により施灸部の皮膚および組織を破壊してしまう方法です。

局所に直接施灸することによって組織を破壊し自然に落ちて治癒するのを待つといった方法を取ります。

透熱灸と同じように艾(もぐさ)をひねり使用しますが、皮膚組織の破壊が目標になるので硬くひねり刺激量を上げます。

大きさはイボや魚の目と同じサイズになります。
現在は皮膚科などでレーザー治療を行う方が多いためあまり使用する機会がありません

 

・打膿灸(だのうきゅう)

わざと火傷をつくり、膏薬を塗って化膿を促し傷を治癒する過程で体の防衛機能を高めることを目的として使用します。
親指サイズのお灸を使用するため確実に火傷するうえに痕が残ります。
お灸と言えばこの「打膿灸」のイメージが強く、お灸=熱いもの というのはここからきているのではないかと思います。
この灸法は虚弱体質の方には不適切で痕も大きく残るため、現在専門の治療所いがいではほとんど行われていません。

これらの有痕灸は現在こころ整体整骨院ではほとんど取り扱っていません、やっても透熱灸ぐらいです。
ではどういったお灸をしているのか、基本的には痕の残らない「無痕灸」をおこなっています、無痕灸の種類も紹介していきます。

 

●無痕灸
火傷のリスクが高い有痕灸とは違い、痕が残らないようにするので火傷のリスクは低いのが”無痕灸”です。
この無痕灸も様々な種類があります、代表的なものを紹介していきます。

 

・知熱灸(ちねつきゅう)

良質な艾(もぐさ)を米粒大(お米ぐらいの大きさ)でお灸を作り皮膚の上のツボに置いて火をつけます
ここまでは透熱灸と一緒ですが火をつけてからお灸がある程度燃えると火を消します。
8割ほど燃やして消火すれば八分灸、9割ほど燃やして消火すれば九分灸などと呼ばれます。

消化の方法も燃焼途中でつまみ取ったり、指を押し付けたり様々で、消し方によって刺激が変わってきます。

 

・温灸(おんきゅう)

お灸を患部から距離を置いて燃焼させ、軸射熱で温熱刺激を与えるものになります。

その種類も様々です、少し紹介していきます。

温筒灸

「せんねん灸」が代表的なもので火傷のリスクがかなり抑えられているため素人でも扱うことができます。(他人にする時は灸師の資格が必要です。

棒灸

艾(もぐさ)を和紙などで棒状に巻き、先端を患部に近づけて温熱刺激を与えます。

棒の向きで刺激の種類が変わったりする面白いお灸なのですが、処理を間違えると火事に繋がったりするので注意が必要です。

 

他にも温灸器を使用した方法や、鍼と同時に刺激を与える灸頭鍼なども温灸になります。

 

・隔物灸(かくぶつきゅう)

お灸を直接皮膚の上で燃やすのではなく、間に物を置いてお灸をする方法です。

間に置くものにより名前が変わりますが、例えば「ニンニク灸」「味噌灸」「生姜灸」「塩灸」「ニラ灸」「墨灸」「ビワの葉灸」などがあります。

 

艾(もぐさ)を使用しないお灸

艾(もぐさ)を使用しないで薬物を治療する場所に塗布して、主に薬物の刺激を皮膚に加えることを目的としたお灸。

紅灸、うるし灸などがあります。

 

~~灸療法による事故~~

鍼灸治療は副作用がない、安全と言われてきました。しかしそれはあくまで”キチンと施術をしていれば”の話になります。

しかし”キチンとしなかった場合”事故などが起こる可能性はあります。

 

●灸痕の化膿

透熱灸が正しい施術方法・消毒操作で行われていればその灸痕が可能することはほとんどありません。

しかし術後の不潔操作、不注意、患者の体質、疾病などにより化膿することがあります。

原因は痂皮(かさぶた)や水疱(みずぶくれ)を破壊することによる灸痕の破壊、化膿しやすい体質(化膿菌などに対する免疫低下)、施術後の消毒を怠った、などです。

これらを予防するために、壮数を重ねる際、正しく同一店に施灸する。艾の大きさは基本的に同じ大きさに。お灸をした痕掻かないように患者に注意をしたりといった基本的なことが大切になってきます。

また、これらの処置も重要になります。

消毒を反復しておこなったり、化膿した灸痕への施灸を中止し十分に消毒乾燥させたのち軟膏などを塗布するなどの処置が必要になってきます。

 

●灸あたり

施灸直後、または翌日ぐらいから全身の倦怠感・疲労感・脱力感を数時間~数十時間出てくることがあります。

灸の刺激が強いことによる灸あたりです。灸あたりが強いと全身倦怠感・疲労感・脱力感以外にも頭痛、めまい、食欲不振、悪寒、発熱、嘔気などを伴って日常生活に影響することもあります。

灸あたりの原因は、灸刺激による生体の過剰反応と考えられています。前記にもある通り灸の刺激が強いことによる場合が多いです。

また、患者の体調や精神状態なども原因のひとつとしてかんがえられます。

これを予防するためには刺激量を減らしたり、体調の確認、精神状態が不安定な場合はリラックスしてもらい精神的、情緒的安定を図る必要があります。

もしも灸あたりになってしまったらしばらく安静にして少し眠るようにすると楽になります。

 

~鍼灸院による火傷事故~

鍼灸院による火傷事故のほとんどは施術者の油断・技術力の不足・注意事項をきちんと説明できていないことにあります。

・慣れによる火傷事故例
“慣れ”による油断は職場に慣れてきた若い先生に多いです、例えば”せんねん灸”などの乗せて火をつけるだけのお灸は患者が「動かないこと」をしっかり伝える必要があります。

 

・技術力が原因の火傷事故
単純に技術力不足で火傷をさせてしまうこともあります。

例えば知熱灸、自分の手で消化しないといけないため、消化をためらったりするとあっという間に消すタイミングを逃してしまいます。

すると患者には必要以上の刺激が与えられるため火傷してしまうことがあります。

 

灸頭鍼はさらに厄介で、鍼を刺したところにお灸を乗せて火をつけるのですが、お灸が落下する可能性もあります。

そのため全く目が離せないうえに万が一落下した場合、何を先に処理していいかわからなくなる鍼灸師の先生もいます。

 

~自身でお灸をする際の注意点~

患者様が火傷をする事例として、「鍼灸院でするとお金が高くかかるということで薬局で”せんねん灸”などを購入して自分で据えると火傷をした」というケースが多くあります。

原因としては色々上げられますが、特に多いと思うものを挙げていきます。

 

・鍼灸院でお灸をしたときにまだ熱くても大丈夫!と思い熱めのお灸を購入した

これは非常に多いです。鍼灸院でお灸をする際、特にお灸が初めての方に対していきなり刺激の強いお灸を行うことはあまりありません。

まずは自分に合うお灸を見つけるためにマイルドなお灸から試していきましょう。

 

・購入したお灸が熱かったが我慢して使用した

これも多いですね。もったいないというのはわかりますがその人にあった刺激量というのがあります。

限界以上の刺激量が入ると火傷するのは当たり前です。上記にも書いている通り自分でする場合はまずマイルドなお灸から試してみましょう。

 

・高齢者が温熱刺激に鈍感になっている

高齢の方が自分でお灸をして火傷をしたというパターンもよくあります。これは自分が火傷したことに気づいていなかったパターンが多いです。

高齢になると皮膚の感覚が鈍くなってきます、特に「カマヤミニ」や「長安」といった温筒灸の場合は刺激が弱めで火傷がしづらいという認識で行うため油断しがちです。

 

お灸をするということは一部を除いて火を扱うということですので火傷のリスクをゼロにすることはできません。

しかし施術者の注意、患者の意識で限りなくゼロに近づけることはできます。

 

最後にお灸をするときに使えるおすすめのツボを紹介していきますね~。

 

~~1人でも使える!お灸をするおすすめのツボ~~

今回は1人でも使えるツボをピックアップしました、肩や腰のツボなんかもいいのですが一人でやるのは少し難しいので省いています。

 

●合谷(ごうこく)

超有名なツボです。手の甲側、親指と人差し指の骨が交わったところぐらいです

自分の手なのでお灸を体験するのにもおすすめのツボです。

効果

鼻炎・咽頭部痛などの風邪の症状

 

●神門

手首を曲げた時に出来るシワを小指側へなでたら骨の出っ張りで指が止まると思います、だいたいそのあたりが神門になります。

効果

心の安定、リラックス、不眠や息切れ、便秘なんかにも使えます。

 

●足三里

ここも有名なツボ、松尾芭蕉の「奥の細道」にも出てきましたね。

膝のお皿の下側、外側のくぼみから指4本分を下に行けば足三里になります。

効果

足の疲れ、むくみ、胃腸の症状、膝の痛み など

 

●失眠

かかとのふくらみ、真ん中ぐらいにあるツボです。名前の通り不眠の方などによく使います

かかとは皮膚が薄いので半米粒大で透熱灸ぐらいがいい刺激になると思いますが自分じゃやりづらいのでカマヤミニなどでも大丈夫です

効果

不眠、神経症、むくみ、下肢の冷え、下肢の疲れ など

 

いかがだったでしょうか?鍼治療も灸治療もリスクをしっかり理解して、もしもの場合しっかりと対策ができるなら怖いことはなにもありません。

最近ではリスクを回避することに力を入れている鍼灸院、鍼灸整骨院を多く見ます。それも間違いではないのですがそういったところは”もしも”が起こってしまった場合にものすごく弱いです。

これから鍼灸治療を考えている方・鍼灸治療を勧められている方はそういった”もしも”にしっかりと対応できる先生かどうかを見極めてから受けてみて下さい。

六甲道こころ整体整骨院が解説する「アスリートが鍼灸治療を受ける理由」

2018.11.16

『アスリートが鍼灸治療を受ける理由』

こんにちは!神戸市灘区六甲道こころ整体整骨院です。

近年、アスリートが身体のケアのひとうとして鍼灸治療を取り入れていっています。

スポーツと怪我は切っても切れないものです。
そんな怪我の治療と予防に鍼灸治療が効果的なのです。
一流テニスプレーヤーやサッカー選手なども鍼灸治療を取り入れていっています。

スポーツによるケガやコンディショニングの調整といえば、まず整骨院を思い浮かべる方が一般的に多いと思いますが、鍼灸でケガの治療や身体のコンディショニングを調整するトップアスリートは非常に多いものです。

鍼灸治療には、身体に備わった鎮痛物質であるエンドルフィンやノルアドレナリンを大量産出させる働き(鎮痛作用)や筋肉や腱、靭帯の腫れを早くひかせる働き(消炎作用)があります。

鍼灸治療とは、鍼とお灸を使用して様々な症状に対し、身体に適切な刺激を入れることで改善を促す治療法です。

身体に多数存在する経穴(ツボ)を適切に刺激することで本来持っている自己治癒力を高めます。
また鍼とお灸はとても相性がよく、同時に施術することが可能です。
アスリートにとって鍼灸治療は、無くてなならない役割を果たしています。

最近、スポーツ鍼灸というワードも耳にするようになりましたが、
スポーツ鍼灸とは、怪我をしたアスリートに鍼灸治療を行うことで腰や膝などの痛みを軽減し、スポーツ現場への復帰を早めたり、練習や試合などによる疲労を回復したりすることを目的として生まれたものです。
でも、今やアスリートだけではなく健康保持増進を目的に行うなか高齢者や介護の必要な高齢者の方々まで、幅広い分野に拡大しつつあります。

スポーツをしていて、身近でもよく起こるケガに、捻挫や肉離れ、筋違いがあります。

捻挫とは、関節内で骨と骨を繋いでいる組織である靭帯に、無理な力が加わり、その力を支えきれなくなって、靭帯が伸びたり切れたりする外傷のことをいいます。

挫傷とは、筋肉や腱(筋肉を骨に付着させる組織)が、打撃または無理に伸ばされることによって生ずる外傷であり、一般に肉離れや筋違いと呼ばれています。

靭帯の怪我はその程度によって3段階に分けられます。
もちろん整形外科での治療と平行して行うわけですが、ギブスで完全に固定する必要が無い程度の場合、適度な固定をしつつ鍼治療を行うことにより単に固定をするだけの場合よりも、数段治りが早くなります。
その後、再発させないために靭帯の緩みや関節の動き、筋力の低下を残さないようリハビリをしなければいけませんが、この時にも鍼治療を平行して行うと、復帰が格段に早くなるのです。

筋肉や腱の受傷時も同様に鍼灸治療の鎮痛作用や消炎作用を使うと大変効果的に改善していきます。
ちなみに後遺症で悩むことが多い、むちうち症も、正式には「頚椎捻挫」といい、頚の関節の捻挫でありますから、同様に鍼灸治療が、大変有効な治療法となります。

アスリートの世界でのスポーツ鍼灸は、
①スポーツ競技による外傷や障害の治療や手術後のリハビリテーション
②スポーツによる疲労の早期回復
③競技能力の向上という3つが大きなテーマと言われています。

スポーツ選手がケガをした場合、まず温めたり冷やしたりなどの物理療法を行います。
しかし中には手術をする選手も出てきます。
手術後はスポーツに復帰するまでのリハビリに入ります。
鍼灸治療は、このリハビリの段階でも復帰を早める目的で行います。
骨折、捻挫などで動かないでいると廃用性筋萎縮が始まります。
これらの鍼灸治療の目的は寝たきりの人たちの治療にも応用可能です。

またスポーツ選手の中には、コンディション調整のために大事な試合の前に鍼を受ける人もいます。

一般の健康な人に対してもコンディションを調整し、健康な日常生活を過ごすためにも鍼灸治療は有効です。
鍼灸治療の可能性はどんどん広がっていきます。

アスリートたちの鍼治療を部位別で比較すると圧倒的に多いのが腰部です。
次に大腿部、肩関節、膝関節、下腿部、足関節、頚部と続きます。

マッサージ・徒手療法で届かない筋肉は鍼治療がおすすめです。
何故なら、面ではなく点で痛みや治療箇所に直接アプローチできるからです。
ですから、マッサージなどで届かない深い部分にある筋肉も治療出来ます。
重い症状のスポーツ選手などが試合に間に合わせるために使うことが多いのでマッサージや湿布でなかなか改善がしない方にもおすすめです。

当院に来院される一般の患者様も、腰の痛み、肩凝り、五十肩、膝痛などで鍼治療を受けていますがアスリートと治療部位はほぼ同じです。

 

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『本当にいい鍼灸師に出会うには…?』

2018.10.27

神戸市灘区六甲道こころ整体整骨院が解説する、本当にいい鍼灸師に出会うには…

こんにちは。六甲道こころ整体整骨院の大野雄大です。
本日は『本当にいい鍼灸師に出会うには…』という題名でブログを書かせていただきます。

そもそも…いい鍼灸師の条件ってなんでしょうか?

一番は治るということでしょうか?パッと一発で治ればいうことないですよね。パッと一発で治せる鍼灸師さんいることはいます。ただ症状によりけりではないでしょうか?原因が特定されている、ぎっくり腰、寝違いなどには比較的一発で治ることが多いですが、例えば何年も前からの腰痛、肩こり、めまい難聴、自律神経失調症などなど…は一発で治らないこともありますし、はたまた一回でかなり改善されることもあります。
鍼灸師自身も直接患者さんに会って問診して施術してみないとわからないこともあります。
ですのでホームページ、ネットなどで絶対に治します。改善率100%などと謳っている鍼灸師は怪しい可能性があります。だってまだ、その患者さんのこと何も知らないのに治せるって言ってしまってるんですから…

では、一回で治るかどうか、はっきりすぐにはわからない場合何を基準にいい鍼灸師を探せばいいのでしょうか…

最近よく見かけるのが「回数券」これは危険です。それも初診時に購入させようとしてくる…その患者さんがいつ治るのか、初診時にある程度はわかりますが、個人差もありますし、患者さんの日常生活などの要因もありますので、はっきり回数券内で収まるとは言いにくいです。もしかすると1,2回の施術で治るかもしれません。そうすると回数券もったいないですよね…
しかも回数券を販売している施術所は回数券自体が高額なことが多いです。彼らの施術がうまい下手はわかりませんが、彼らは回数券を売ることに関してはプロです。
回数券販売に特化している施術所は回数券を売るための研修がかなりきっちりされると聞いたことがあります。施術を受ける側としたら回数券を売る研修より、施術、治療技術の研修をおこなってもらいたいものです。

次にホームページ、ネットなどで検索される場合、顔写真が写っているものがいいですね。どんな人が働いているかわからないと不安ですよね…
あと値段設定などはネット等で告知できないこともあるので直接問い合わせてみるのがいいと思いますね。
ネットの口コミは半分信用して半分は怪しいと思ってもいいかもしれません。ライバルがわざと悪い口コミをしている場合もありますし、自作自演していい口コミを書いているかもしれません。
エキテンというサイトは信憑性が高いのでエキテンの点数なども参考にされるといいかもしれません。
エキテンというのは食べログの飲食店ではない版といった感じでしょうか。口コミの数も大事かもしれませんが点数とその内容が特に大事ではないかと思います。

ネット以外で探す方法ですが一番オススメなのは実際に通っている友人に紹介してもらうことです。
それが一番いいと思います。悪いところは絶対に紹介しませんしね。

ネットでも治療院たくさんありすぎてわからない…友人の紹介もない…そういった場合どうしましょうか…
これもネットの一種といえばそうなのですがSNSなんかも参考になります。
画像などわかりやすくアップされているところもあります。また院内の雰囲気もわかりやすいでしょう。
あとはブログを読んでみるといいかもしれません。けっこう時間がかかるかもしれませんが、そこの先生の考え方などが出やすいものだと思っています。

最初の探し方はホームページ、SNS、紹介いろいろ手段はありますが今度は実際に行ってみたときの見分け方について…

予約制の施術所にはあまり当てはまらないのですが、待合室、施術室がガラガラのところは流行っていない何か原因があるかもしれません。大雨など天候が悪い日は暇な時があるかもしれませんが、いい腕の先生のいるところはだいたい患者さんが集うものです。

あと院内に入った時に出迎えてくれない。声もかけてくれないところはNGです。どんなに忙しすぎて出迎えれなくても声くらいはかけれますよね?そういった施術者は患者さんの気持ちになって物事が考えられないタイプの先生かもしれません。人は初めての場所はだいたい不安ですよね?しかも身体を痛めて来ているので寄り添ってもらえないのはきついです。患者さんのことを考えていない証拠です。

ほかにはノリが体育会系すぎるところ…居酒屋さんではないので…
暗い雰囲気よりはマシかもしれませんが、身体を痛めてきているのに隣で叫ばれてもしんどいだけです。声でごまかそうとしているのでしょう。20代前半の術者しかいない院に多い気がします。(若いのがダメということではありません)

あとはベテランの先生を探しすぎていてもいい先生には出会えないかもしれません。さっきのところでも出ましたが若くてもいい先生はたくさんいます。若いほうが考え方など柔軟な場合があります。しかしベテランの先生にはベテランの先生のいいところもあります。
私がオススメしないのはベテランということだけを売りにして聞く耳をもたない頭でっかちな施術者と若く経験がないのに向上心のない施術者。どちらも最悪です。
いい鍼灸師、悪い鍼灸師に老いも若いもないということです。
ただ、最近の(ここ4,5年でしょうか)専門学校を卒業された先生は視力回復の眼窩鍼、膝関節への刺鍼、血圧を下げる首への刺鍼などは学生時代に技術を習得していないことが多いそうなので注意が必要です。専門学校で習わなくなってきてるそうです。とは言ってもこういった鍼灸は特殊なので、受けることは滅多にないと思います。

さて、ここからは気になる施術内容についてです。
鍼灸治療はかなり歴史があるので様々な治療法、道具があります。なので合う合わないがあるのは事実です。
ただ、治療法はたくさんの選択肢があるので、治らないのにひとつのことに固執して頭でっかちになってその治療法ばかり押し付けてくる先生は避けたいところです。
最初にお伝えしたように一回で治るときもあれば治らないときもあります。治ればそれでいいのですが、最初と最後にしっかり説明してくれて、治らないときにはいろんな治療法をつかってくれる鍼灸師がいいのではないかとおもいます。
例えば鍼だけでよくならない場合、お灸をすすめてくれたり、腰が痛くて腰に鍼をしていたけど、なかなか改善しない場合足にあるツボに鍼をしてみたり、吸い玉療法なども取り入れてみたりなど、いろいろできます。
あとはそれについて説明をしっかりしてくれること、また質問した時にしっかり答えてくれることが大切です。
気になったことはなんでも聞いてみましょう。
鍼灸師は養成学校時代から鍼灸のこと以外に様々な医療のことを学びます。専門は鍼灸ですが、解剖生理学、病理学、リハビリテンション医学、一般医学、心理学など…広く浅くですが、鍼灸のこと以外でも体の不調がある場合は質問してみるといいと思います。
何科の病院に行けばいいなど、病院を紹介してくれる鍼灸師もいます。
患者さんは不調を鍼灸師に訴え病院を紹介して癌の早期発見に至った話などもよく耳にします。
といったこともあるので、病院、クリニックなどと提携している鍼灸院が安心できますね。整形外科と内科くらいは繋がっていてくれると安心ですよね。

あと、クリニック、病院の話の続きなのですが、特定の疾患であると医師が認めた場合、鍼灸は保険を使って施術を受けることが可能です。そうすると料金もかなり安く済みます。
ただ、なんのこだわりかわかりませんが保険鍼灸施術をいっさい取り扱っていない鍼灸院、鍼灸整骨院も多いので一度問い合わせてみる方がいいかもしれません。安くで済むならそれに越したことはありませんよね。

さきほどもお伝えしたように治療法は本当にたくさんあります。例えば置鍼(ちしん)といって鍼をツボに刺していき一定の時間置いて刺激を与えていく方法、散鍼(さんしん)、単刺(たんし)とも言いますが鍼をツボに刺して刺激してすぐに抜いてしまう方法がありますが、どっちにもいいことも悪いこともあります。
置鍼は一定時間鍼を入れたままジッとしてないといけないので、ジッとしているのがつらい人には向きません。でも鍼の太さを変えたり、鍼を置いておく時間を調整しながら刺激量を決定することができます。鍼の本数でも刺激量を調節することが可能です。お灸でも「モグサ」をひねる硬さ量で、総数で刺激量を調節できます。強刺激が好きな方には太い鍼で電気を流して治療することも可能です。そのたくさんある治療法を的確に選択できるか?また患者さんに苦痛がなるべくないように施術できるか?どうしても苦痛を伴う手技の場合、ちゃんと患者さんに説明と同意を得ているか?(全部が苦痛というわけではないですが症状と状態によってはきつい鍼灸をした方がいい場合があります)

それから東洋医学的な鍼灸、西洋医学的な鍼灸といった言葉をよく耳にします。
東洋医学的なというと経絡、ツボなど漢方医学的な要素の鍼灸のことです。
西洋医学的な鍼灸というと解剖学、構造医学などの知識を使って鍼灸をしていくのですが、どちらがいいのかと言うと…どちらもいいと思います。
先ほども述べたようにどっちかに偏った治療だけをするのではなく、いいものをうまく使い分けれる鍼灸師がいいと思います。西洋医学、東洋医学のハイブリッド鍼灸をする鍼灸師が一番臨機応変にこたえてくれるでしょう。
ドクターでも、普通のお薬と漢方といいところを使い分けて出してくださる先生もいますよね。

ここからは参考ですが腰の治療法について解説していこうと思います。
腰痛などの場合、パッと思いつくだけで治療法が無数にあります。さきほどの置鍼、散鍼、単刺など部位も腰が痛いからといって腰に鍼をうつだけではなく、下肢にあるツボを選択したりして施術することもあります。またお灸で温熱刺激を加えていったり、円皮鍼といいて皮下にまっすぐ1ミリほど刺した状態のまま1週間ほど鍼を入れておく治療法、また円皮鍼と違う角度で刺していく、皮内鍼などあります。皮内鍼は真皮と表皮の間に鍼を入れていく方法です。また脈診といって患者さんの脈をみていってどこのツボに鍼をしていくのか確定させる方法、経絡治療、刺さない鍼、接触鍼、補法、寫法などといって悪い気を散らしたり、気の流れを整えていくといった考えの鍼もあります。ザっと私が知っているだけでこんなにあります。どれがダメでどれがいいとかはないと思います。その時、その人に合った治療法を選択できる鍼灸師がいいと思います。最初の方にも書かせていただきましたが、ひとつのことだけに固執するのは良くないと思います。ひとつのことを突き止めて勉強していくのは良いことですが、それだけではすべてには対応できません。また、みんながみんな習得できるものではありません。そんなカリスマスーパー鍼灸師はほとんどいないでしょう。大事なのはカリスマもどきに騙されないことです。

いい鍼灸師、鍼灸院の条件を最後に簡単にまとめてみます。
〇治療法はたくさんあるので自分に合ったものを提供してくれる。
〇回数券には気を付ける
〇ネットの情報は半分くらい信じる
〇知り合いがいてるならその人に紹介してもらう
〇ブログ、SNSも見てみるといい
〇親身になって対応してくれる
〇いつ行ってもガラガラなのは…
〇かならずしもベテランがいいとは限らない
〇クリニック、病院と提携していると安心
○臨機応変に何でも対応してくれる
などなどです。
長々と読んでいただき、ありがとうございました。
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〒657-0028
兵庫県神戸市灘区森後町3丁目5-41
診療時間
月・火・水・金・日
9:00~12:00, 14:00~19:00
土 9:00~14:00
(祝日は通常営業)
定休日
アクセス
JR六甲道駅から徒歩3分、阪神新在家駅から徒歩12分、阪急六甲駅から徒歩10分

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