六甲道こころ整体整骨院の神保です。
今回は女性が膝を痛めやすい理由についてお話します。
女性が膝を痛めやすい理由とは?
原因として
・女性ホルモン(エストロゲン)の減少 エストロゲン:骨量の維持、コラーゲンの合成
閉経後女性ホルモンの分泌が急激に減るため骨量の維持が難しくなる(骨粗鬆症)結果、骨が弱くなる。
内側広筋(VMO)が委縮してしまう
大腿筋膜張筋が緊張しやすくなる。
・肥満
標準体重よりも体重が増えることによって膝への負担が大きくなってしまう
・筋肉量の違い
男性と比べると女性の方が筋肉の絶対量が少ないので筋力が劣りやすい。
・骨盤の幅が広いため
男性と比べて骨盤の幅が広く浅いためQ角が大きくなる、このため「内側側副靭帯の機能低下」「腸脛靭帯の過緊張」「足関節の過剰回内」が起こってくる。
このままの状態が続くと変形性膝関節症や膝蓋骨脱臼が起こりやすくなる。
※Q角 上前腸骨棘~膝蓋骨中央を結んだ線
膝蓋骨中央~脛骨粗面上縁中央を結んだ線 この2つの線が交わる角度
・膝が内側にはいりがち
上記にあるように骨盤の左右の幅が広いので内側に入りやすい構造になっている
関節荷重を減少させるためにできるだけ重心線に膝を近づけようとする。(生理的外反)
予防
・膝に負担のかかる行動を減らす。
同じ姿勢を長時間続けない、正座・あぐらなど膝に負担がかかる姿勢は極力とらないようにする。
・体重を減らす
膝にかかる負担を減らす
・筋トレ
大腿四頭筋(主に内側広筋)を鍛え、膝の保持機能を高める。
腰を曲げないようにして、脚をあげるように歩くと膝が自然と伸び、踵から接地する歩き方ができます。この歩き方を意識すると大殿筋・内転筋をしっかり使えるので膝関節痛の予防になる。
治療
・大腿筋膜張筋、股関節周りの筋肉が固くなっていることが多いのでその部分からほぐしていく。
上記にもあるようにQ角が大きくなることによって外側の筋肉が緊張しやすいので、その緊張を取ることが目的
・内側広筋の強化、その他の大腿四頭筋・ハムストリングの強化
外側の筋肉が筋緊張しやすい一方で内側の筋肉は委縮しやすくなるため、こちらの筋肉をメインで強化する。
大腿四頭筋の中でも最も内側にある内側広筋を強化し、委縮を防ぐ。
・パテラセッティング
侵襲部位になっているため、術後の炎症・修復の過程で内側膝蓋支帯深層にある関節包と癒着が起きやすいと言われています。
癒着部位によって制限される部位はことなりますが、例えば膝蓋骨の内側縁付近の線維が癒着した場合は膝蓋骨上縁を内側・上方に引き寄せた状態で固定します。
そうなると膝関節屈曲時に膝蓋骨が下方に動かなくなるので屈曲制限を起こしやすくなるためパテラセッティングを行います。
内側広筋斜走線維が収縮することで内側膝蓋支帯も滑動性が増して癒着を予防する。
・変形がきつい人は足底板を入れ、膝のバランスをよくする。
膝のバランスが悪いままだと痛みが取れないため装具を用いる。
・足全体を温める。
この他にも膝の治療の方法はあります。
膝の違和感は下手をすれば他の部位が原因で来ている場合があります。
また、逆に膝の影響から他の部位を痛めてしまうことにつながる場合があります。
どうしたらいいのかお悩みでしたらぜひ当院へお越しくださいね(笑)
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