六甲道こころ整体整骨院の神保です。
天気が悪い日は目覚めが悪かったり、体がだるかったりと不調が出ることはないですか?
外が暗いのでやる気が出ない、気分が乗らないなど気持ちの面から影響が出ていると思っている方がいたり、理由はわからないけど仕方ないことなんだと思われている方がほとんどではないでしょうか?
確かに気持ちの面の影響もありますが、実は、それだけではありません。では何が関係しているのかというと・・・
「気圧」が関係しています。
気圧という言葉は天気予報などで雨の日に低気圧、よく晴れた日に高気圧という言葉でよく耳にすると思います。
では気圧とは何なのでしょうか?
気圧とは空気から物体が押されている圧力のことを表します。1気圧は1013hPa(ヘクトパスカル)とされています。
このhPaの数値が1013より低い数字か高い数字で低気圧と高気圧が表されています。
だいたい、人の身体にかかる気圧が1(1013hPa)になりますので低気圧になると体にかかる空気からの圧は少なくなり、高気圧になると体にかかる空気からの圧が大きくなります。
では気圧が変わるとどういったことが体に生じるのでしょうか?
低気圧となり、押される圧が少なくなると、体重は大きく変化しないですが体の体積が膨張します。
どういったことかというと、夕方以降の気圧が下がる時間から脚のむくみが出やすくなったり、脳や内臓などの臓器が膨張します。
しかし、骨などの硬いものには影響が少ないです。骨格はあまり影響されないので、そのなかに位置している脳や臓器などが膨張し、骨格に圧迫された状態が起こり、気持ち悪さや痛みなどが出ます。
雨の日に頭痛が出るのもこれが原因の1つと言われています。
他にも気圧が下がることで血管内に流れる血液量も増幅する場合があります。
この場合でも脳への血液量が普段よりも増えて、脳の圧力や負担が強まり頭痛が出てしまいます。
よく聞かれる古傷が痛むというのも、体にかかる気圧が減り、関節の隙間が広がったり、安定性の低下、また、体積の膨張により皮膚が引っ張られるといったことから起こると言われています。
逆に高気圧では押される圧が大きくなり、運動時などに影響が出ます。
空気から押される力が強くなることで、関節など普段は支えが弱い部分に外から支える力が強くなります。それにより、普段よりも動きやすくなる場合があります。
しかし、外からの力が強くなるので体にかかる負担が大きくなり、普段よりも疲労しやすくなる人もいます。
また、低気圧とは反対に血管への圧力が強くなり、血管内の血液量が低下し、脳への血液が足りずに貧血や立ちくらみを起こす人もいます。
気温については述べていませんが、気温が人体に影響するのは確かです。
ただ、今回述べたような気圧が人体に及ぼす影響はあまり知られていません。
まとめると、天気が人体に及ぼす影響はあります。
ですので決して、天気が悪い=思い込みではありません。
中には、気持ち面がのらないからだと思う人もいらっしゃいますが、これも気圧が影響しているという説もあります。
ですので、思い込みだからと放っておくのではなく、本当に天気が自身に影響が出ていないのかを確かめてはいかがでしょうか?
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