こんにちは。兵庫県神戸市のスポーツ疾患に強い整骨院の六甲道こころ整体整骨院スタッフ大野です。
医療系の国家試験ラッシュが終わりましたね。
来年また医療系の国家試験を受けられる学生さん向きに本日は胆嚢について簡単にお話していきたいと思います。
胆汁の通り道は肝細胞で産生した胆汁を肝細胞から胆嚢まで運んでいくルートと胆嚢から十二指腸まで運んでいく道があります。
胆汁というと胆嚢で作られていると勝手にイメージしてしまいがちですが胆汁は肝臓で合成されます。←これ重要ですね。
胆汁は大部分の水分(97%)胆汁塩と色素(脾臓でヘモグロビンが分解されてできる)からできている。胆汁が合成されていくと肝細胞からその周囲の毛細胆管へ放出される毛細胆管は肝小葉の周囲で小葉間胆管となってさらに集合胆管につながっていきます。そこから門脈や固有肝動脈の枝と伴走していくことになります。
肝臓から左と右の肝管になって肝門から出ると総肝管になる。総肝管は小網の中を通って胆嚢官とつながっていく。胆嚢官は胆嚢から出ていてその長さは4センチほどしかありません。胆嚢は肝右葉の下面に密着し臓側腹膜で覆われています。
総胆管は胆嚢管と総肝管とで構成されています。長さは8センチほどで膵頭部の深いところを通って十二指腸上部の後面に達していきます。そのまま膵管と合流して十二指腸下行部の壁で胆膵管膨大部を形成していきます。ここで十二指腸の内腔に開いていきますが総胆管と膵管の結合には数多くの変異が確認されています。
胆嚢とは肝臓から分泌された胆汁の貯蔵庫的な役割を担います。胆汁はここで濃縮される。というのは胆のうの内腔面には無数の微絨毛があってこれを形成している単層円柱上皮によって水分が吸収されるためです。十二指腸、胃にある脂肪組織に応じて、コレシストキニンの分泌が促進されていきます。つまりこのホルモンによって胆のうが刺激されていき胆汁が胆のう管に放たれていきます。総胆管の筋層による蠕動運動で胆汁が運ばれて行き膨大部の括約筋の動きで十二指腸に内に放出する。胆汁は脂質を鹸化して乳化するそれによって脂質を可溶化して酵素のリパーゼによる分解ができるようになってくる。
膵臓は腹膜後器官の腺であり全体を頭部、頸部、体部、尾部とでわける。膵臓のほとんどは外分泌腺でここで消化酵素が分泌されてそれが膵管に放出される、そこから十二指腸に運ばれていく。その量は一日およそ2000㎖になる。膵臓の消化酵素は小腸における化学消化の主力である。脂質消化のためにリパーゼ、炭水化物消化にアミラーゼ、たんぱく質消化にペプチターゼなど。これらの消化酵素の分泌はホルモン、コレシストキニン、セクレチン、迷走神経、アセチルコリンによって調節される。
↑これだけは簡単でしかも重要なので覚えておいてくださいね
こころ整体整骨院の場所はこちら ➡こころ整体整骨院GoogleMAP