六甲道こころ整体整骨院の神保です。
以前、意外と知られていないことを少しお話させていただきました。
しかし、私たちが知らずにやっていることはまだまだあります。
皆さんは何気無くやっていたり、やらないように注意してもついついやってしまうことは何かあるでしょうか?
よく街中などで「よいしょ」と声を出しながら立ち上がったり、動き出したりする人をみたことがあるでしょうか?
または、自身が言わないように気を付けていたりしていないでょうか?
ついつい言ってしまって恥ずかしい、情けないと思われるかもしれませんが、実は体にとって利にかなっている行動なんです。
それは何故かというと、「よいしょ」「せーの」など声を出すことで、力を入れるタイミングが分かるからなんです。ただ、考えるだけの時よりも力を入れることを意識できるのでより力を発揮することができます。
また、声を出すことは情報の整理にもつながり、行動の成功率を高める効果があります。
ただ考えるのみでの情報の整理は、忘れることも多く、行動する際の体に命令が伝わるのも遅くなります。
アスリートが声を出しながら行動するのはこのことからもきています。
実際に運動学の研究で発声ありとなしでは、ありの方が色々な記録の数値が良かったという結果が出ています。
まぁ正直にいうと、私自身も街中などで声を出すのは自尊心やしゅうちしがあり、恥ずかしいと感じますね。(笑)
他にも発声することは記憶整理の面で考えると認知症対策にも効果があると言われています。
学生の勉強法の中で次の、頭で思い浮かべる・書く・言う・聞くを同時に行うという方法があります。
これは、あらゆる方面から脳を刺激することで脳の活性化がより行われ情報の密度を高めるというものです。皆さんも覚えないといけないことがある場合は、試してみてください。
次に、皆さんは身体がしんどいときや固まったなぁと感じたときに首や腰などの関節を鳴らしたりしていませんか?
鳴らすとスッキリするし、何か解放感があると思います。
でも、関節が鳴るのは体にとっていいことなのでしょうか?
また、どうして関節が鳴るのでしょうか?
先に伝えておくと関節が鳴っているのは骨と骨がぶつかっているのではありません。
関節周りには膜があり、その中は関節液で満たされています。ですので強い衝撃が加わったり、組織の変性がない限り骨同士が強くぶつかることはありません。
何故鳴るのかというと関節内の液が動いたり、圧を感じることで関節膜内に気泡が発生して、膜の中が膨張します。膨張している状態に強い力が加わると膜の外に気泡が出ようとしてはじけ「ポキッ」と関節が鳴ります。
皆さんが鳴らしたいと感じるときは気泡が発生し、関節の隙間が少ない状態になっているので気持ち悪さを感じます。
その気持ち悪さを解消するために関節の隙間を作ろうとして関節を鳴らしてしまいます。
ここまでの話だと鳴らしていいように思いますが、その時に生じる力が問題になります。
先ほど述べたように気泡がはじけた時に強い衝撃波が生まれます。この衝撃波が関節周囲の骨や膜、筋を傷つけてしまいます。
昔言われていた骨を鳴らすと関節が太くなるというのはこのことが関連しています。
骨が傷つくと、修復過程で今後傷つかないように組織を強く再生しようと働きます。その働きで傷ついた部分の骨が分厚く再生されるので、関節が太くなるといった流れです。
また、骨が太くなることで関節の隙間が少なくなり、後々、動きづらさを感じます。
上記の流れがループしてどんどん関節が動かなくなったり、力に耐えきれず骨が曲がってしまいます。
腰が曲がってしまう人の中にもこれに当てはまる人がいます。
良かれと思いやっていることや逆にやらなくなったことなど様々ありますが、本来の意味合いとは異なって伝わっていることは様々あります。
雑談ですが「テメェ」と人を威圧的に呼びかける言葉がありますが、本来は「手前」という言葉で自分を表す言葉として使われていました。
このように、いろんな道順を通って使い方が変わってしまったり、意味が変わってしまうことは多いですので皆さんも気を付けて言葉を選んでくださいね。
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