こんにちは!こころ整体整骨院です!
1月も終わりに差し掛かっていますが体調など崩されてはいないですか?
今月はお正月で普段と違う生活リズムや食生活で胃や腸の調子が良くない方を多かったと思います。
今回は「消化と吸収」について書いていきます、けっこうなボリュームがあるので分けていきますね。
まず消化と吸収を行うには消化器系の機能から知る必要があります、ざっくりと2つに分かれます
1、機械的消化作用・・消化管の運動によって食物を粉砕・輸送・混和することです
2、化学的消化作用・・消化液を分泌し酵素によって食物の栄養素を分解していくことです
口腔内の消化
口の中は歯、舌、硬口蓋、軟口蓋に囲まれています。こうした構造によって「口腔」が形成されます。
消化の最初のステップはこの口腔から始まります。
1、食物を咀嚼して分解する
顎を動かすことによって歯が食物を細かく噛み砕いて小さくしていきます。噛み砕くことを「咀嚼(そしゃく)」といいます。
咀嚼動作を行う筋肉
開口筋
外側翼突筋・顎舌骨筋・オトガイ舌骨筋・顎二腹筋が作用する。
閉口筋
咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋が作用する。
咀嚼の役割
・食物を粉砕し、唾液と混ぜて嚥下(飲み込むこと)しやすくする。
・口腔内を刺激することにより他の臓器から消化液分泌を促進する。
・口腔内の自浄を行う。
・脳の覚醒効果・リラックス効果
・歯を丈夫にする
・内臓の働きを助けて大腸の働きを活発にする
・精神を安定させる
・ダイエット効果がある!
などなど・・・
ちなみに歯医者さんによると噛む回数の1口約30回で1食では1500回が目安らしいです。
2、唾液で食物を湿らせる
唾液で食物を湿らせ消化の補助をします。また口腔内を清浄する役割も持っています。
唾液の作用
・アミラーゼによって多糖であるデンプンを二糖のマルトースに変換する
・口腔内の清浄する
・食物化合物を溶解して味わうことができる
唾液腺
唾液を分泌する腺、導管は口腔に開口しています。大唾液腺と小唾液腺に分類していますが今回は大唾液腺を紹介します。
・耳下腺
・顎舌腺
・舌下腺
3、舌を使い食塊を食道に運ぶ
噛み砕いた食物を食塊と呼ばれる小さな塊にして、中咽頭に運びます。
そこから食塊は咽頭を通り食道に運ばれます。この時誤って気道に食塊が入らないように咽頭蓋が気道を閉じます。
そして食道の運動によって食塊は胃へと移動します。
いかがでしょうか?食べ物を噛むという作業は以外と多くの役割を持っていることをよく患者様にも話させていただいていますが、このブログを見て少しでも噛むことへの意識が変わればいいかなと思います。
今回はこのへんで、次回は胃から進んでいきます。