六甲道こころ整体整骨院の神保です。
タイトルにもある「大丈夫」という言葉ですがこの言葉どういう基準で使用しているのでしょうか?
私自身も健康面以外で断る際などに「あっ、大丈夫です。」とよく言ってしまいます。
周りでもよく使われているので、なんとなく断る時の言葉なんだろうなぁという認識ですが、捉えようによっては反対の意味でも使えます。
例えば、待ち合わせの確認では「◯◯時でいい?」「はい、大丈夫です。」と使われていると肯定としての使い方ですよね。
では、整体などで体調確認をした際の「大丈夫」はどういうことなのでしょうか?
私自身が相手にこの言葉を言われた時には前後の話からどういった意味なのかを考えます。
ほとんどの人が恐らく前後の話から考えられるのではないでしょうか?
しかし、たまに前後の話で余計にわからなくなるときがあります。
例えば、「◯◯さん、前回言われていたところの状態はどうですか?」「大丈夫です。」「他にしんどいところや気になるところはありますか?」「それも大丈夫です。」といった会話です。
こういわれた時に前回の状態や最初の状態を知っていれば「だいぶ良くなってきてよかったです。」とお答えできますし、安心もできます。
ただ、前回までを知らないと「じゃあ、何でこの人は整体を受けているのかなぁ?」と疑念が出てきてしまいます。
また、そういった時に「大丈夫というのは前回よりも調子が良いので大丈夫ということなのか、もう気にならないので大丈夫ということなのかどういうことなんだろう?」と考えます。
聞けそうな雰囲気であれば治療するのに必要なので聞きますが、ごく稀に答えてくれない方もいらっしゃいます。
こうならないためにも、確認する際にはオープンクエスチョンと呼ばれる質問をします。
オープンクエスチョンとは答え方が「はい」「いいえ」にならないような質問のことを言います。
前述しているような「大丈夫です。」は「はい」と同じになってしまうことが多いので注意して聞くことが大事です。
この問いかけは整体のみならず、日常生活の中でも必要なものになります。
ではどういったものがオープンクエスチョンかというと「◯◯さん、左肩が痛いということですがどういった時に痛いですか?」という質問になります。
「痛いですか?」だと「はい」か「いいえ」で答えてしまいますが、「どういった時に」をつけておくと場面や場所も答えていただけるのでより深い部分の内容を確認できます。
このように相手が話しやすい状況をつくるのがオープンクエスチョンになります。
正直言うと「はい」「いいえ」で答えられる方が楽だと思いますが、会話が弾まなかったり、相手との関係を築くのは難しいですよね。
整体などで「大丈夫」と答えてしまうのもどう相手に伝えればよいかわからないから言ってしまうのではと考えます。
その場合は聞き手の工夫が必要ですよね。
私自身も昔に人と会話するのが苦手で、今も仕事で患者さんやスタッフと話すのは出来るようになってきましたがプライベートではまだまだです。
でも、何か聞きたい時にはオープンクエスチョンを心がけています。
ただ、場面によっては「はい」「いいえ」の方が良いこともあるのでこれからも学んでいきたいです。
その取っ掛かりとして私自身は「大丈夫です。」という言葉を簡単に使わないようにします(笑)
これを読まれている皆さんは自身の自由で言葉を選んでくださいね。
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