六甲道こころ整体整骨院の神保です。
皆さんは季節の変わり目などで対策はしていますか?
日本は四季があり、外国と比べると衣替えや気温変化による対応など大変だと思います。
実はあまり知られていませんが気温や湿度、気圧に対して身体は微妙に変化をさせて対応しています。
その時に順応できないことや体にかかる負担が大きくなってしまうことが原因となり季節の変わり目には様々な症状が体に出てしまいます。
今回は夏になるにつれて体に生じやすい変化についてお話していこうと思います。
1月をはじめとした場合、夏に向けて見られる変化でわかりやすいのが気温です。
気温による変化は、対処しやすいもので皆さんは衣替えやエアコンなどを用いて快適に過ごしやすいように調節していると思います。
ただ、ここで知っていただきたいことがあります。それは衣替えによる変化が温度調整だけではないということです。
微妙な差にはなりますが、衣服の重さや硬さも体には影響してきます。どんな影響があるかというと体は外部刺激を考慮した体の動きを取るようになり、徐々に環境適応をしていきます。ということは、夏の初めは冬~春に合わせた体であるため、汗による体温調整や内臓の働きも少し異なるので不調が出やすくなっています。
体を動かす際も冬の動きにくい衣服での動きとなっているので動きやすい服装になっているにもかかわらず筋肉の出力が強くなっている可能性があります。
こういったことを含め、夏になると疲れやすさを感じやすくなる人が多いです。
他にも、汗をかくことも関連してきます。夏はどうしても暑い日が多く、代謝が高まるので汗をかく量も増えてしまいます。
汗をかいたままにしておくと、肌状態は低下します。また、衣服が汗を吸い込み濡れている状態では十分な皮膚呼吸が行えずに肌の摩擦力が強くなりますし、汗腺も詰まってくるので皮膚が硬質化しやすくなります。
皮膚状態の低下は身体の可動性を低下させるので身体は動かしにくくなります。ほかにも、肌からの日光や酸素供給も低下しますので筋肉や骨の組織も弱くなります。
ひどい状態を例に挙げ、説明させていただきましたが絶対生じるものではなくてあくまで可能性の1つであり生じる可能性は極めて低いです。しかし、介護施設や病院に長期滞在されている人には床ずれなどを生じやすい環境となってしまいますので皮膚状態には十分注意が必要です。
床ずれにはならなくても湿疹がでやすい人は湿疹部分に熱がこもりやすくなります。それにより筋肉が熱をもち、痛みを生む可能性もあるので気を付けていただきたいです。
また、汗という点では汗をかくと気持ち悪いのでシャワーを使うことが多くなるかと思います。汗が関係なくても暑いし面倒くさいのでシャワーだけという人も多いのではと思います。
実はシャワーだけのほうが体に熱がこもりやすくなるのをご存知でしょうか?
湯船に浸かると暑いし、バテてしまうという方がいるでしょう。
シャワーでは体の表面の熱は変化しますが、体の深層部分は変化しないので疲れやすくなってしまいます。
また、汗をかいて肌の汚れや汗腺の汚れがある場合、シャワーでは中の汚れがしっかりと落ちません。
肌の汚れや汗腺の汚れがあるとどうなるか?
体は汗をかく・皮膚呼吸をすることで肌の状態を保つのはもちろん、体の熱状態も一定に保とうしています。
汚れているとこの機能が正常には働きません。
湯船に浸かると、体の深層の熱を出そうと汗腺を開きます。開くことで汚れを落とし、体からの熱放散の効率を高めてくれます。
こういったことから、暑いと感じる日こそ湯船に浸かるほうが体には良いといえます。
今回のタイトル、「夏に向けて」とあるように体にはある程度の準備が必要になります。
このご時世ですので、急に負担をかけたり、体のケアを怠ると様々な不利益が自身にかかってきてしまいます。
何事もなく、1年を乗り切るためにも準備をしっかりとしていきましょう。
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