六甲道こころ整体整骨院の神保です。
整体師として働いていると体の相談を受けることが多いです。
その中でも多いのが筋肉ってどうしたら柔らかくなるのか、どんな運動をしたらいいのかなどの質問です。
多くの人は「筋肉=体の土台」と思っているのかなぁとよく考えてしまいます。
実際、私自身が10代の時にケガをしましたがその際も筋トレをして体を強くしないといけないと考えていました。
では、体を構成しているのは何があるでしょうか?
筋肉以外にも内臓や骨など様々ありますよね。
皆さんは骨についてはどうお考えでしょうか?
これまでに言われたことがあるのは「骨は自分ではどうしようもないよね」「筋肉は使い方で変わるけど骨は無理やしね」ということでした。
ここで一つ知っていただきたいことは「骨は変わる」ということです。
今回はどう変わるのかを少し説明できたらと思います。
骨を考えていくにあたり、前提として、骨は常に作りかわり続けているということがあります。
いやいや、何を言ってるんだ?と思われるかもしれませんが、ここで皆さんに落ち着いて考えていただこうと思います。
体には皮膚がありますよね。皮膚は傷ついてもある程度の期間を経て治ります。ほかにも皮膚は死滅すると垢となりとれていき、その内側から新たに作りかわった皮膚がありますよね。
骨も同じように最外層が徐々に破壊されていき無くなり、最内層で新たな骨が徐々に作られていきます。
この破壊と創造のバランスが保たれているので、見かけは変わらないような感じになります。
でも実際は今述べたように新しいものへと常に作りかわっています。
この性質を利用すれば変形してしまった骨をもとの形に近づけるのは可能になるということです。
そもそも、骨に異常が出てしまうのも何度も繰り返して骨を変形させる力が、骨に加わった結果だと言えます。
体内ホルモンの乱れや病気により、骨が破壊されている場合は異なりますが、それ以外であれば上記で述べたようなサイクルを利用して変形してしまった骨を修正していくことができます。
これにより、O脚などの変形も完璧とはいわないまでもある程度改善することができます。
このことから、世間では年齢によって骨が変化してしまうと元通りには治らないといわれていますが、全て年齢のせいではないということがいえます。
本来、骨の再生には栄養と刺激、運動が必要だといわれています。一昔前では骨折した際には患部を動かさずに固定して刺激が入らないように様子をみていました。近年の考え方では骨折患部を動かさずにいることは栄養が骨折部位にいきにくくなること、骨折部位に圧を加えないと再生に必要な組織の分泌が滞ることから患部を固定して出来る範囲で刺激を入れる運動をさせます。
また、固定していると骨以外にも影響があり、筋肉の運動量も少なくなってしまうので筋肉が萎縮してしまいます。
萎縮とは筋肉が細くなり伸び縮みしにくくなる状態を指します。
一度、萎縮した筋肉を再び同じように戻すのにも時間がかかる上に骨に対する刺激もおかしくなり、最悪の場合は変形してしまいます。
細かく説明すると他にもいろいろありますが、とりあえずは骨も大事だと思っていただけたかと思います。
筋肉のケアだけをしていても骨の動きが悪かったり骨を司る栄養がしっかりしていないと骨・筋肉ともによくはならないです。
ましてや、筋肉がどのように体に存在しているかというと・・・皆さんご存知ですよね。
そう、骨についているのです。
ということは骨を気にするのは当然、大事ですよね。
体がしんどいと一部だけを気にしてしまいがちですが、体の一部だけを気にするのではなく、体全体を気にしていただけたら幸いですね。
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