六甲道こころ整体整骨院です。
本日は手根管症候群について簡単にお話していきたいと思います。
〇原因と特徴
手首から2~3cm先にある手の平で正中神経が手の骨と靱帯で囲まれた手根管というところで神経が靱帯に圧迫をされて麻痺していまう病気です。
手首の骨折後、手根管内の腫瘍、リウマチによる滑膜炎による手根管内の上昇によるもの、妊娠、糖尿病、アミロイドーシス、腎疾患、痛風などホルモンの変化や代謝性疾患に随伴するものもありますが、一番多いのは手をよく使う女性です。 閉経期や妊娠・出産時などホルモンのバランスが変化した時に症状が出やすい傾向にあります。両側の症状が出ることもあります。進行すると母指球の筋がやせて筋萎縮、指先でのつまみ動作が難しくなります。
〇症状
指先の痺れと夜間痛で、夜間から朝方にかけて手がじんじん痺れ、痛みを感じたり、朝方に痺れを感じたりします。 痛みは上腕や肩まで感じることがあります。朝起きると手のむくみや指のこわばりを自覚することが多く、ときに腱鞘炎も合併します。 痺れは指先が中心で、親指、人さし指、中指、薬指の親指側半分に生じます。
〇検査法
チネル徴候テスト (手根管部をデコピンの要領ではじくと痺れ出現で可能性大) ファーレンテスト (手の甲と甲を合わせて指先を15秒程下に向け痺れが増強で可能性大)
〇治療
手関節の安静を保つ装具の装着。 軽症なら日常生活では痺れを気にせず積極的に使うことも大切です。手根管内を腱が通るので筋肉の柔軟と運動。 手首のストレッチ。
〇予防
症状が強ければ手を酷使しないように注意する。 フライパンなどは両手で操作するようにし、持ち手を太くすることで握りやすくする。