下肢の筋肉の状態をチェック!トーマステスト応用編
2019.03.26
神戸市灘区六甲本通り商店街にあって山手幹線沿いコープ六甲さんのすぐ南側、六甲道駅徒歩4分、阪急六甲駅徒歩10分、阪神新在家駅徒歩12分の六甲道こころ整体整骨院の大野です。
本日は先日ブログ内でお話させていただきました。トーマステストの応用編です。腰と股関節の硬さをみていくのに適したテスト法のトーマステストをもっと細かく分類していって様々な痛みの原因を探っていきます。
細かく原因を探っていくことでケガを未然に防げる確率がグンと上がってきます。スポーツの場面でケガをすると完治まで時間がかかってしまい、学生だとケガをしている間に引退…、社会人、プロなどもケガをしてしまいそれが原因でそのまま引退なんてことも…また引退とまでいかなくても復帰までの時間がかかりますし、リハビリもかなり大変でその間にもライバルたちは先に進んでいるというプレッシャーなどで精神的にも苦痛を感じます。
できるならだれでもケガをしたくないはずです。このトーマステストの応用編をしっかりと読んでいただき、実践しておかしいなと思ったら自分でストレッチ等のケアをしていき、自分でどうしようもない、わからないという方はトレーナーさんに相談したり、整骨院に通ってみるなどしてみてケアをしていてください。
しかし知識、経験の少ないトレーナー、整骨院のスタッフなどはトーマステストすら、わからないことも多々みうけられますので、そういったところに行ってしまわないよう気をつけていただきたいです…
ではトーマステストの応用のやり方を説明していきますね。
まずこのような形で両足を抱きかかえる形になっていきます。
そのまま片方の脚をゆっくりと落としていきます。
次に下の写真のように片足を完全に下した状態にしていきます。
この時写真のようにベッドに太ももの裏側が完全にしっかりとベタっとついている状態だと正常です。
このテストでは特に傷んでいる、張っている筋肉はありません。
次に下の写真をご覧になってください。
片方の脚を下げていったときに下腿が外旋(膝から下が外側を向いている)してしまっている場合は大腿筋膜張筋という筋肉が硬くなって伸びにくくなっている可能性があります。
この大腿筋膜張筋という筋肉は骨盤の前で上のほうについていてそこから膝の外側にまで伸びていきます。
体の使い方が悪くここに疲労が蓄積すると伸びにくくなり硬くなった筋肉に引っ張られて下腿が外旋するのです。
では下腿が外旋すると何がいけないかというと歩行時、運動時などにつま先がそとに向いてしまうので少しバランスが悪くなります。特につま先が外を向くので膝が内側に入ってしまいます。これを『ニーイン』といいます。
ニーインはとてもケガをしやすい悪い状態です。これは早めに発見して矯正していかないとケガが多くなってしまいます。
次にまた下にある写真をみてください。脚をゆっくりおろしていったときにしたの写真のようにあぐらをかいたように股関節から外側に開いていってしまっている場合は縫工筋という筋肉が硬くなっている可能性があります。
この縫工筋が硬くなると股関節、膝まわりの動きが悪くなるので写真のようになったらしっかりとほぐしていきましょう。
※写真は少し大げさにしています。
次にまた下の写真をみてみてください。
これもまた大げさですが太もものうらがベッドから浮いていますね。
この状態は股関節が硬くなっている状態です。主に腸腰筋という筋肉が硬くなっています。腸腰筋は上半身を下半身をつなぐ唯一の筋肉なので硬くなって機能しないとスポーツのパフォーマンスはだだ下がりです。
またこの時に膝の角度が90°より大きくなっている場合は大腿四頭筋が硬くなっている可能性があります。大腿四頭筋はブレーキ筋肉といわれる筋肉なので本来どこまで使いすぎることがないのですが体の使い方が下手になってしまうと四頭筋に負荷がかかってきてしますことがあります。
これもまたパフォーマンスを下げる要因になりますのでしっかりケアしていかないといけません。
万能なトーマステストしっかり覚えて実践してみてください。
ケガは未然に防げます。どこかのバランスが悪くなってくるとそこから一気に体が崩れてきます。
特に3枚目の写真の下腿が外旋しているのは要注意です。ニーインは本当に危険です。本人はニーインをしていることを気づいていない場合がほとんどです。ニーインしたままスポーツをしていると、半月板損傷、内側側副靭帯損傷、前十字靭帯損傷などの大けがのリスクが上がります。これらのケガをしてしまうと手術を選択することがほとんどです。復帰までの時間がかることは明らかです。
また靭帯断裂までいかなくても鵞足炎などの症状も出やすいところです。どんな怪我でも一度痛みが出ればなかなか元には戻らないものです。
私たちトレーナーは選手にそういったつらいおもいをせずにスポーツを楽しんでいただきたいと心から思っています。
みなさまがいいトレーナー、整骨院に出会えますように…
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