六甲道こころ整体整骨院の神保です。
膝や足首、股関節が痛い・辛いときにお医者さんに「体重を減らしましょう」と言われたことはありますか?
確かに体重が増えると関節にかかる負担や筋肉が働く力もより使うので疲労度や摩耗は考えられます。
では、体重が変わらない、もしくは減っているのに痛みや辛さが出ている時はどうなのでしょうか?
本当に体重が原因なのでしょうか?体重による体への影響はなんなのでしょうか?
今回は体重による影響がどんなものかを考えていきたいと思います。
実際に体重増加による下半身の関節にかかる負担は増加します。
例えば60㎏だった人が70㎏になると単純計算で10㎏増加しているので片方の脚にかかる負担は5㎏増えることになります。
しかし、体はそう単純ではありませんのでそのまま増えた体重分だけ負担が増えるとは限りません。
生活や体の使い方は人それぞれですので、仮に、体重が増えた場合も体のどの部分に負担がかかるか分からないです。また、逆に負担が軽減することも考えられます。
体重が増えるというのは体にどんな影響があったら起こるのでしょうか?
増える場合はいろいろ考えられ、脂肪がついても筋肉が増えても体重は増えます。
世の中でいわれる「体重が増えた」というのは食べる量が増えて肥えた、以前よりも体を動かさなくなり肥えたなどそういった状態を思われる方が多いでしょう。
しかし、考えてみてください。同じ体積で比較した時に脂肪と筋肉では筋肉の方が重たいです。
では、筋肉がつくというのは皆さんはどう考えられるのでしょうか?
以前よりも筋肉がつくと筋での体を支える力が強くなって関節にかかる負担は少なくなります。
皆さんも体に辛さが出た時は運動不足だと考えて筋肉をつけようとされますよね。
このことをふまえて考えるとよく耳にする「体重を減らした方が負担は減ります。」というのは少し違う気がしますよね。
脂肪などで肥えた場合はそうかもしれませんが筋肉の場合だと全く違う意味になっていると思います。
ですので何が大事なのかというとどういった原因で体に負担がかかるのかということを知ることが大事だといえます。
一概に「体重が増える=体に悪い」ではないということです。
反対に脂肪や不摂生で体重が増えたのであればどういったような影響があるのでしょうか?
血圧が高くなったり疲れやすくなったりしませんか?
これは、血の成分に脂肪などが付着し血管内の血の流れが悪くなり、血を流すための力をより使うようになるからなんです。そうすると血が内側から血管を押す力が強くなり血圧は高くなります。また、力をより使うのでその分疲労も増えます。
血圧が高くなれば血管の壁の層が剥がれやすくなり、剥がれた場合は剥がれた部分が下手をすれば脳や心臓の血管を塞いでしまうかもしれません。脂肪が多い場合も汚ないどぶのヘドロのように血の流れを妨げ、それが元で血管を塞いでしまうかもしれません。
こういった状態になるのがよく聞かれる心筋梗塞・脳梗塞と言われるものです。
実際に血管を塞がない場合でも栄養がしっかりと運ばれなくなるので体の耐久性は下がります。
体のあらゆる臓器が正常に働くためにはどうしても血が必要です。体重が脂肪などで増えている場合は血流が悪くなることが多く、それにより臓器をはしめ体のあらゆるものに支障がでます。
ですので「体重が増える=体に悪い」ではなく「体重が脂肪で増える→血流が悪くなる=体に悪い」となると考えます。
逆に「血流が良くなる=体が良い状態」にできれば体の耐久性や免疫力が良くなるので整体をはじめ自分の体に合った健康法をやっていきましょう(笑)
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