六甲道こころ整体整骨院の神保です。
前に、歩くことで様々な良い効果が得られるというお話をさせていただきました。
ではどんなことに効果があるのか、どれくらい歩けばよいのか、どうやって歩けばよいのかなどいろんなことを考えられると思います。
前にお話させていただいたように人間は2足歩行で生活するように進化した動物です。
ということは歩くという行為は人間にとって切り離せない動作だと言えます。
ここで考えていただきたいのが病院や家で寝たきりで過ごされていることです。
動けないから動く量が減り、だんだんと歩けなくなり寝たきりになると考えるのが多くでしょう。
しかし、歩かなくなると骨や筋肉の再生は行われず、徐々に衰弱していきます。
元々、人の組織には再生する細胞と破壊する細胞があります。
これがお互いにバランスを取ることで体の機能は維持されています。
普段、重力に逆らうことで骨や筋肉に圧力がかかり、再生する細胞が活性化されていきます。
それにより破壊する細胞とのバランスが保たれています。
歩かなくなると破壊する細胞の働きに再生する細胞が追い付かず、破壊行動が強まり、どんどん衰弱していきます。
また、体は使わない機能を削っていく様にも働くので歩行以外でも使用しなくなった機能は衰退していきます。
昔はできたのに今はできなくなったなという経験はこの機能から生じます。
ただ、この機能はもう一度出来るように使い続けると取り戻すことができます。
例えば10分しか歩けない場合でも毎日歩くようにして徐々に体に習慣を覚えさせると15分・20分と歩ける時間は伸びていきます。
その習慣に必要な機能の獲得や強くしようとする機能が働き、細胞は強化されていきます。
話を戻すと毎日歩く習慣をつけていけば人間の生活に必要な機能の維持・獲得にかなり効果的で簡単に始めることができます。
痛みや疲れなどを感じてから対処することも大事ですが、予防の観点から考えて行うことも大事になります。
骨・筋肉について話しましたが、内臓機能や脳機能についても歩行は効果的に働きます。
ご存じの方も多いですが、内臓はそもそも、筋肉の塊ですので体の形を作る骨格筋と同じように重力の影響や圧力によって鍛えることができます。ですので歩くことで負荷を与えてあげると内蔵機能が高まり、内臓障害の改善や予防に働きます。
他にも、重力を感じ運動することで消化機能の向上や便通の向上などにも効果的です。
呼吸機能の向上もあり、免疫機能も向上します。
脳自体にも刺激が必要となり、歩くことで脳に影響があるストレスの緩和や脳機能を維持させる脳脊髄液の分泌を向上になります。
脳内の働きが阻害されることで生じる認知症や記憶障害といった脳機能障害を歩くことで減少できます。
歩ける方は30分以上歩いていただくか7000~8000歩/日、難しい方は出来る限りの負荷で歩いてみましょう。
歩き方は何も持たないのがベストですが、腕が振れる方がいいです。
荷物を外せない場合は荷物を持っていても歩かないよりはよいのでそれで歩いてください。
続けて行えば上記に述べたメリットがありますので試してみてはいかがでしょうか?
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