六甲道こころ整体整骨院の神保です。
皆さんは睡眠はしっかりと取れていますか?
睡眠をしっかりと取るというのは、必ずしも長い時間寝ることではありません。
どの時間帯に寝るか、どれくらいの長さ寝るか、どんな環境で眠るのかなど様々な要因を整えていく必要があります。
では、まずどうして睡眠を取らなければいけないのかを考えていきましょう。
睡眠で一番関わってくるのは脳です。
脳が情報を整理するために睡眠が必要になってきます。
ここで驚かれる方がいるかもしれない情報を挙げると・・・
実は脳は休むことなく動き続けています。
睡眠中に脳が休まるといわれていますが、これは機能を極力減らしている状態であって完全に機能を停止しているわけではありません。
怖い話になりますが、脳が完全停止している状態は脳死となり、人が死んでしまっている状態を指します。
話を戻すと睡眠時には周りの外部からの情報を極力少なくし、起きている間に得られた情報を整理することを行っています。それ以外の機能は最低限にとどめて「休む」状態を作っています。
この時に脳や脊髄を覆っている脊髄液が新しいものに盛んに入れ替わります。朝起きてからの尿はこの入れ替わって出た老廃物がほとんどです。
では睡眠をとらないでいるとどうなるのか。
脳が常に刺激を受ける環境となり、脳の興奮状態が続きます。
そうするとどうなるのか・・・
例えば、仕事をしている場合、お昼や定期的な休憩があると思います。
これは続けて仕事をしていると、力が発揮できなくなり、栄養が足りないので補給しようとするからです。
そんな状態では仕事効率も落ちてしまうので休憩が必要となります。
しかし、休憩させることをせず働かせ続けた状態ではどうでしょうか?
集中力がなく、本来の力も発揮できず、果ては過労で動けなくなってしまいます。
脳にとって睡眠をとらないのはまさしくこのような状態を指します。
この過剰労働状態をごまかすために栄養ドリンクや過剰な食事をしてしまう人も出てきます。
それでもどうにもならないと感じる人の中には覚せい剤などを使用する人も出てきます。
少し話がそれましたが、それほど脳が休まらないのは危険な状態なのです。
ではどれくらいの睡眠が必要なのでしょうか?
正直、長く寝すぎるのも良い状態とは言えません。一説では長く寝すぎることで起きている間の活動量の低下を起こす危険性が言われています。
しかし、睡眠時間が短いのも上記のようなことになるので注意が必要です。
まず、睡眠にはレム睡眠・ノンレム睡眠という状態があるのはご存じでしょうか?
簡単に表すとレム睡眠が浅い睡眠を指し、ノンレム睡眠が深い睡眠を指します。
寝ている間はこの睡眠が交互に繰り返し起こっています。
だいたい1回の周期が1時間半程度とされています。
良い睡眠の定義を色々調べると周期が4~6回が良いとされています。
海外では約5~6回(約7~9時間)が平均とされていますが、日本人の平均は約4~5回(6~7時間)とされています。
「人生の1/3は睡眠だ」という言葉を耳にしたことがあると思います。
上の数字を見るとまさにその通りで、それだけ睡眠の重要性が伝えられている言葉だと思います。
ただ、ほとんどの人が6時間以上の睡眠が取れていません。
睡眠を取れているとどんな効果があるのでしょうか?
詳しくは別の機会でお話しできたらと考えていますので少しだけ述べようと思います。
・ストレスの緩和
・疲労回復の向上
・集中力の向上
・食物の消化吸収の向上
・新陳代謝の向上
睡眠をとるだけでも健康維持の効果が数段、向上します。
海外では残業を減らし、仕事時間を減少させ集中させることでしっかりと寝る時間を作り、仕事効率を上げています。
実際に昼寝時間を設けている会社も存在します。
日本でも一部の会社で昼寝時間を設けたり、高校で睡眠の時間を作り成績を上げている学校も存在します。
睡眠の効率を上げるのには食事や環境整備も不可欠になりますので、効果とともに別の機会でどういった食べ物や道具が良いのかをお話したいと思います。
まずは、今できる範囲での環境を整え、少し睡眠がとれるように試してみてください。
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