六甲道こころ整体整骨院の神保です。
皆さんは毎日の食事をどうされていますか?
ついつい忙しくて手軽に済ませてしまう、また、食べている時間がないので食べることをしなくなるなど定期的にバランスよく食事をする習慣が無くなってしまっていませんか?
仕事や家事など他にやることがあると何事も疎かになってしまいますよね。私も食べる時間がまちまちになることが多いです。
ここで今一度食事をする意味を考えていきましょう。
普段、お腹がへるので食べる、生きるために食べるというのは当たり前のことだと思いますが、人は何故食事を食べないといけないのでしょうか?
体に関して食べることでの影響は、ずばり栄養摂取でしょう。栄養摂取が出来ないと体の組織を維持することはできません。体の中の細胞は生まれた時のままではなく、常に作り変わっています。その新しい細胞をつくるのに栄養が必要となります。
体が成長・維持していく際に新しい細胞は必要となるのでそれを担う細胞を作るために食事は不可欠なものとなります。
ただし闇雲に摂取していいものではありません。今自身にどの栄養がどれくらいの量で必要なのかなど細かいところまで気にかけないといけないものになります。
よくテレビや雑誌、あらゆる情報で体に良いからと様々な食材や商品が紹介され出回っています。これらの商品が悪いわけではありませんし、必要摂取量であれば体の助けになり、より健康を助けてくれるものになります。しかし、量を考えもせずにただただ摂取していると、たちまち健康を阻害するものになりえるものです。ですので摂取する際は十分に気を付けて摂取することが大事です。
他にも気を付けなければいけないものがあります。それは野菜ジュースや青汁、サプリメントといった健康補助食品・商品です。
栄養を補えるものではありますが、実は人にとって大事な行動をなくしてしまうものでもあります。
そのなくしてしまう行動とは咀嚼(そしゃく)機能です。
咀嚼とはものを口に入れて噛む・砕くという動作です。
本来、人は食べ物を口に入れ噛み砕いたりすりつぶしたりして消化しやすい状態を作り、消化器官で体に吸収していくのが自然です。
しかし、健康補助食品・商品のほとんどの類いは噛まなくてよいものばかりなのでそのまま飲み込んでしまいます。
本来、人の体は噛むという行為で消化の準備を行います。また、顎周りの骨や筋肉を動かすことで口周りや脳にに刺激が入り、機能の維持をしています。
ということは、噛まなくなると消化器官が正常に働かず、消化ホルモンが出ずに消化機能が落ちます。そのことで体調を崩しやすくなったり、顎周りの機能が落ちることで体のバランスが保てなくなります。
他にも顎関節が動きにくくなると目の周りの筋肉にも影響を与えますので目の疲れも出やすくなります。
食事を摂るということは栄養補給だけではなく、顎機能の保持や体機能の保持まで司ります。
噛まないことがすぐに体に影響を与えるわけではありませんが、徐々に体機能を侵害していくことは確かです。
歯や歯茎も噛まないことで衰退します。
この他にも、顎機能を保つことは発声にもつながり、果ては人の言語機能にもつながります。言語機能は言葉を発する機能と認識する機能に別れます。発声が減るとどちらの機能も衰え記憶力も低下します。
最近では噛む量の違いで晩年に認知症になる可能性が高くなるとも言われています。
食事をするというのはコミュニケーションを取ることにも繋がり、人と接することは成長にも関係していると言われています。
実際に体に及ぼす影響も多いですが間接的に関わってくることも多いです。
難しいかもしれませんが、普段、早食いや軽食などで済ませている方は、ゆっくり噛んで食事ができる習慣や時間を作ってみてはいかがでしょうか?
案外、良いことがあるかもしれませんよ(笑)。
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