神戸市灘区六甲本通り商店街にある、六甲道こころ整体整骨院の大野です。
本日は医療系の国家試験に覚えておいたほうがいい筋肉、整骨院で仕事をするにあたって大切な覚えておくべき筋肉の紹介をしていきたいと思います。なので医療従事者の人以外には退屈な内容になるかもしてませんが最後まで読んでくださいね。
では本日は上腕骨内側上顆から始まる筋肉についてまとめていきます。
臨床でもよく使うところなのでしっかり覚えておきたいところですよね。
〇円回内筋・・・☆起始・上腕頭・内側上顆 ☆尺骨頭・尺骨の鈎状突起 ★停止・橈骨の円回内筋粗面◆支配神経・正中神経▲作用・前腕回内、肘屈曲
〇橈側手根屈筋・・・☆上腕骨内側上顆 ★第2,3中手骨底 ◆正中神経 ▲手関節屈曲、手関節外転(橈屈)
〇長掌筋・・・☆上腕骨内側上顆 ★長掌腱膜 ◆正中神経 ▲手関節屈曲
〇浅指屈筋・・・☆起始、上腕尺骨頭・上腕骨内側上顆+尺骨粗面 橈骨頭・橈骨前面の上部 ★第2~5中節骨底 ◆正中神経 ▲第2~5指MP、PIP関節屈曲
〇尺側手根屈筋・・・☆起始、上腕頭・上腕骨内側上顆 尺骨頭・尺骨後面の上半分 ★豆状骨、第5中手骨底 ◆尺骨神経 ▲手関節屈曲、手関節内転(尺屈)
といった具合に結構多いですね。上腕骨内側上顆から始まる筋肉…
痛めやすい患者さんのタイプは投球動作の多い種目のスポーツなど。
またこの筋肉は骨折の際にも筋肉の付着部で転位方向が変わってきたりするものもあり、しっかり覚えていかないと臨床上困ってきます。代表的なもので言えば円回内筋の付着部より近位の骨折、遠位の骨折では転位方向が変わります。起始ではなく停止部の話ですみません。続けていきます。
〇橈骨の単独骨折で円回内筋より近位での骨折は遠位骨片が円回内筋の作用で巻き込まれてしまいます。
近位骨片が上腕二頭筋、回外筋の作用で回外かつ屈曲位に。
遠位骨片が円回内筋、方形回内筋の作用で回内位になっていきます。
〇円回内筋より遠位での橈骨の単独骨折では近位骨片が円回内筋の作用で巻き込まれて行きます。
近位骨片は円回内筋、回外筋、上腕二頭筋の作用で回内回外中間位に
遠位骨片は方形回内筋の作用で回内位になっていきます。
骨折する部位によって転位方向が違ってきまうので注意していきたいところですね。
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