こんにちは、こころ整体整骨院の竹本です。
今年の冬は暖かいですね、もうそろそろ厚めの上着は必要なくなってきそうです。
今回はパーキンソン病について説明していきたいと思います。
パーキンソン病とは?
中脳の黒質という場所の進行性変性で指定難病のひとつです。
発症年齢は50歳~65歳に多く、高齢者ほど発病率が増加します。
パーキンソン病になると運動障害が出てくるため、動くのが嫌になり筋力が低下、生活の質が下がり最終的には寝たきり状態になる方も少なくありません。
症状が出現する特徴として体の片側から症状が出始め、反対側にも広がっていくという特徴があります。
パーキンソン病の原因
原因は現在不明です。
パーキンソン病の症状
まず四大症状として安静時振戦、筋固縮、無動・寡動、姿勢反射障害を特徴としています。
1、安静時振戦
じっとしている時に起こるふるえのことで、くつろいでいる時などに出現します。
ふるえている手足を意図的に動かすとふるえが少なくなるという特徴があります。
2、筋固縮
固縮は歯車様固縮と鉛管様固縮があり、歯車様固縮は関節屈伸運動時にガタガタと抵抗を感じるもので鉛管様固縮は抵抗を感じるものです。
どちらもパーキンソン病に見られる特徴的な症状で「固縮のないパーキンソン病はない」とまで言われています。
3、無動・寡動
動作が少なくなり、進行すると動けなくなる。動作の減少を寡動といい、動けなくなることを不動といいます。
これらは手足に限った話ではなく顔にも表れ、表情の変化に乏しくなる仮面様顔貌も見られるようになります。
4、姿勢反射障害
健常者の場合は身体が傾いた場合、重心を移動してバランスを取ります。これを姿勢反射といいます。
それでもバランスを保てないときは足を踏み出して転倒を防ぐ立ち直り反射を行います。
姿勢反射障害の方はこれらが難しくなるため転倒しやすくなります。
そのためパーキンソン病の方は小歩症(すくみ足歩行、小刻み歩行、突進歩行)という特徴的な歩き方がみられます。
他にも自律神経障害で便秘、排尿障害、起立性低血圧などが出てきます
パーキンソン病の方はわりと身近にいて、軽度の場合はぱっと見判断しにくいことが多いです。
軽度の方で診断が出ている方の場合は「ヘルプマーク」などを鞄につけてることがあります。
このヘルプマークは見た目は分からない・わかりにくい身体障害を持っている方がつけています、例えば義足・人工関節・内部障害・難病などです。
もしこのヘルプマークを付けている人を見かけたら席を譲る等してあげてください。